学校だより
【SDGs #02】SDGsとは?
2020/04/24
前回からはじまった、SDGsだより。
今回はまず「SDGsとは何か?」についてお話ししたいと思います。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略で、2015年の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
もちろんそれまでも、国連としては様々な取り組みをしており、2000年には国連のサミットで採択された「MDGs(エムディージーズ/ミレニアム開発目標)」がありました。このMDGsは途上国の発展を先進国がサポートする、という趣旨のものでしたが、その後を引き継いだSDGsは誰ひとり取り残さないことを目指し、先進国と途上国が一丸となって達成すべき17の目標で構成されているのが特徴です。
SDGsが生まれた背景としては、経済が急成長し、先進国のGDPが拡大し、豊かな社会が広がった一方、新興国や途上国での乱開発・環境汚染・気候変動が進んでしまったことが挙げられます。
ただ、個別の問題は日本でも認知度が上がってきていますが、SDGs自体の認知度はまだまだ低いままです。昨年9月に世界経済フォーラムが行った調査では、SDGsの認知度は世界28か国中日本は最下位となっています。
世界、特に欧州では企業活動・環境活動を含めSDGsが大きな流れとして社会に浸透しています。雲雀丘学園生として、皆さんもグローバルな考え方を身につけるうえで、ぜひ「SDGs」という考え方・行動を意識してください。
ただ、少ないとは言っても、現在の日本でも先進的に「SDGs」に取り組んでいる様々な企業・団体・自治体があります。
今後このブログでも取り上げていきますが、ぜひ皆さんもアンテナを高くして周りを見渡してくれればと思います。