学校だより
【SDGs #12】SDGsゼミ開講
2020/07/03
6月22日の週からSDGsゼミが本格的に始動し、今週で2回目を迎えました。4人の教員がそれぞれの専門からSDGsに関する話題を提供し、受講生たちとともに「SDGsの目標を実現するためには何をするとよいか」を考えていくゼミです。
初回はガイダンスとして、このゼミをどう進めていくのかを話しました。このゼミでは毎回「ふりかえりシート」を持ってきてもらい、それぞれのゼミで学んだことを書き込んでもらいます。ゼミがすべて終わった後に見返せば、ゼミを通して学んだことを振り返ることができます。初回は「SDGsについて知っていること・イメージ」を書いてもらい、それをもとに自己紹介を行いました。
2回目は理科の先生が担当し、「プラスチックごみ」について学びました。プラスチックごみであふれるバリ島の海岸の現実から始まり、生物への有害性、そしてプラスチックごみと貧困との関わりを学びました。目標14「海の豊かさを守ろう」だけでなく、様々な目標とかかわることが分かります。
さらに海外の事情と比較しながら日本でのプラスチックごみの現状を、7月から始まった「レジ袋有料化」に触れつつ学びました。そのうえで、「海がキレイな都市の市長になったつもりで、沿海部のプラスチックごみ汚染に対する政策を考える」という課題に取り組みました。
受講生からは「ゴミ箱を増やす」「教育・メディア・看板などでごみ問題への意識を高める」「ゴミ回収で雇用も創出する」などの政策が発表されました。担当の先生から実現可能性や実際の事例についてのコメントがありました。
1学期のゼミがすべて終わったら、受講生は各自の関心にもとづいて、SDGsについてのブログ記事またはポスターを作成します。一人ひとりの興味関心や問題意識が伝わる、おもしろい作品がたくさん出てくることを楽しみにしています。