
学校だより
中学ビブリオバトル全国大会
2025/03/10
3月9日、中2ゼミ生が第8回全国中学ビブリオバトルに参加しました。読売新聞社の活字文化推進会議が主催する大会です。昨年は龍谷大学で、今年は立命館大学(衣笠キャンパス)での開催となりました。
出場したのは中2のSさん、校内選考バトルを勝ち抜いての出場です。大会には全国の都道府県予選/広域大会を勝ち抜いた代表者に学校代表を加えた35名が参加しています。一次予選→準決勝→決勝と3回のバトルがあります。Sさんは一次予選からの参加です。(雲雀丘学園も広域大会の京都大会に出場しましたが、惜しくも決勝で敗れています)
一次予選は偶然にも兵庫、大阪、京都という関西圏同士の組み合わせでした。くじの結果、Sさんは2番手での発表です。さすが全国大会はレベルが高く、3人甲乙つけがたしの発表でした。観客は約40名、予選と言っても十分な観客数です。投票用紙が配られ「最も読みたくなった本」に一人一票投票します。さて、結果は……
惜しくも準決勝進出ならず。
しかし発表後のSさんは緊張から解放されたこともあり、晴れやかな表情で「発表自体に悔いはないです」と言いました。学校代表に決まってからもゼミ生とともに練習を重ね、発表に磨きをかけてきました。たしかに本番での彼女は、今まででいちばんの発表でした。
その後は準決勝と決勝の観戦となりましたが、特に決勝はレベルが高いのは言うまでもなく、話し方から5分間の構成力、聞き手を惹きつける工夫、そして思いをどう伝えるか、見応えのあるバトルで勉強になりました。さらにはチャンプ本に詩集が選ばれ、色々と考えさせられる大会となりました。Sさんも「(ビブリオバトルの発表で)何が良いのか悪いのか、わからなくなってきました」と呟いていました。
なお、今大会は三笠宮家の彬子さまがご観覧になり、決勝前にはトークセッションも行われました。ご著書「赤と青のガウン オックスフォード留学記」のお話もあり、貴重な機会となりました。

今回発表した本は「謎の香りはパン屋から」(土屋 うさぎ)でした。