学校ブログ

高3学年通信

自分で考える力

2018/11/12

外科医の高山忠利氏と小児外科医の山髙篤行氏の対談を紹介します。

両者の共通の尊敬する先生の幕内雅敏先生についての内容です。

【山髙氏】幕内先生からはどのような指導をされたのですか??

【高山氏】それが人に教えないんです、一切。手術のヒントを伺おうと思って聞いたら

聞こえないふりをされたんですよ。あぁ、これは盗むしかないかと思って、

それ以来15年間一度も質問をしませんでした。

【山髙氏】それもすごいですね。でも先生のように盗むというか自分で考えなければ、絶対にいい外科医

にはなれないと思います。

【高山氏】そうですね。

【山髙氏】これは、私の持論ですが、先生に手取り足取り教えてもらう人と、何も教えてもらえないけど、

手術の手伝いや、最高のオペを見させてもらえる人の二人がいた場合、私は後者の方が

将来伸びると思います。

【高山氏】分かります。それに教えてもらっていたら、その教えてくれた人を超えられないでしょうね。

実際、幕内先生も「人間、そう能力に大差はないんだから、人が遊んでいる時に努力しないと勝てないよ。」

と言っていたのだと思います。だから、「人の二倍、三倍努力しろ」って。

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