学校ブログ

高3学年通信(66期生)

心と体

2020/10/15

考査4日目、終盤に入りました。今日は社会総合・理解1の試験に臨みました。

前回は実施されなかったので、社会総合は初めての考査でした。やや苦戦しながらでしたが、最後まで喰らい付いていました。理科1の方では考えることが多かったらしく、頭を掻き、腕を組み、眉間にしわを寄せて時折固まっていました。手応えの程はいかがでしょう。考査は明日が最終日です。最後まで頑張ってください。考査の後は大掃除とHRがあります。お昼を越えることにはならないと思いますが、少し長めのHRをしなければなりませんので、よろしくお願いします。

では、本日の日めくりカレンダーです。

「男だから〜でなければならない」「女は〜するのが当然だ」。そんな考えはほとんど否定されていますよね。ジェンダーの問題が世間で叫ばれ始めて久しいですが、少しずつ、世の中の意識は変わってきているでしょうか。

「我思う、故に我在り」と唱えたのはデカルトですが、片やサルトルは「実存は本質に先立つ」と唱えました。「自分の中には女性っぽい気持ちがある」と認識するから、男性であっても女性のような行動をするようになるのか、男の子と仲良く過ごして同じように行動しているうちに、女性であっても男性のような感性を持つようになるのか。何が先で何が普通なのかなんてわかりません。

いずれにせよ、男性としての体を持っているから、世間でいう男のイメージで生きなければいけないわけではないし、女性の体を持っているから、何かをしてはならないということもないでしょう。それくらい、現代という時代は開かれて自由である代わりに、個々の事情や性質を理解し認められなければ、手を取り合っていけない時代です。人それぞれいろんな心を持っています。その心を持っている体も、人それぞれ違います。その「違う」ということを、当たり前に表現して、当たり前に理解し合いたいものですね。

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