高3学年通信(66期生)
小さな宝石
2021/09/06
文化祭の気持ちは切り替えられたでしょうか。お休みをはさみ、また授業がスタートしました。今日の1・2限目は文化祭の片付けに充てられました。一斉に教室を整備し、元の授業の形態に戻しました。名残惜しそうにしている人も多かったようですが、仕方ありませんね。
その片付けの途中、廊下にポスターが掲示されているのを見つけました。
今年の文化祭のポスターコンクールです。高1A組と高1B組が優秀賞を受賞していました。素晴らしい!どちらも良い作品ですね。描いてくれた人、ありがとうございました。
さて、行事の後は気持ちの切り替えが大切です。楽しいことに一生懸命になるのはとても良いことですが、そのせいでやるべきことに気持ちが向かなくなってしまうのではいけません。その気持ちを切り替えられてこそ、普段の生活でもONとOFFを切り替えられる、ひいては、勉強に向かう気持ちと時間を管理できるというものです。明後日には漢字大テスト、再来週には模試、来月には中間考査です。切り替えて、頑張りましょう。
今週から、合服期間となっています。気温や体調に合わせて、服装を決めてください。もちろん、身だしなみは整えて。では、まずは昨日の日めくりカレンダーから。
カッとなってしまうと、思わず物にあたってしまうことがあるかもしれません。もちろん、その物はそんな風に扱われるために作られたのではありません。物自体に意思はないかもしれませんが、その物を作った人の気持ちが傷ついてしまいます。怒りそのものが感情として悪いわけではありませんが、その逃がし方は気を付けたいものですね。
さてもう一つ、本日の日めくりカレンダーです。
川端茅舎という詩人にこんな歌があります。「金剛の露ひとつぶや石の上」。石の上に、儚さの象徴ともいえる水滴が、壊れないものの象徴であるダイヤモンドのように光輝いていることだ。という意味でしょうか。水滴が宝石のようである、と例えることはよくあることでしょうが、大事なのはそこに気づく感性です。明確な目的を持って生活することはとても大切ですが、その目的に囚われすぎるとそれ以外のものが見えなくなってしまいます。ゆっくり周囲に目を向ける余裕が無くなってしまうのですね。小さな感動に目を向ける余裕があってこそ、日々の豊かさがあるもの。今日もどこかに、きっと小さな感動は転がっているはずです。
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