高3学年通信(66期生)
心を煙に乗せて
2021/11/20
また一週間が終わりました。今日は公欠の人が多く、教室が寂しく感じられ、どことなく元気がありませんでした。いかに、普段賑やかなところで過ごしていたかということがわかります。当たり前のようにいつもの友だちと時を過ごす大切さが身に染みた一日でしたね。週明けにはまたあの賑やかな教室が戻ってきます。皆さんの元気も、戻ってくるでしょう。
さて、その来週ですが、いよいよ期末考査一週間前の時期に入ります。職員室への入室ができませんので気をつけてください。今年最後の試験に向けて、ラストスパートですね。火曜日が休みになっているので多少の余裕はあるでしょうが、気を緩めず、粛々と対策を進めてください。文理選択の用紙提出も来週中になっています。お忘れなく。
それでは、今週もお疲れ様でした。来週一週間、力一杯に過ごしましょう。本日の日めくりカレンダーはこちら。
物を焼けば煙が天に上がります。一説には、線香の煙はあの世とこの世の架け橋と考える宗派もあるそうですね。この世に生きている私たちとあの世にいるご先祖さまや懐かしい人たちを繋いでくれているのだとしたら、何とも素敵なことです。
手紙参りというものがあるのをご存知でしょうか。今は会えなくなった人や会いづらい人などに向けて手紙を書き、それを燃やして供養することで相手に届けるというものです。お焚き上げに近い感覚でしょうか。実際に手紙が届いているわけではないのかもしれませんが、手紙に書いた言葉、すなわち心が、煙に乗って天に届いていたり、風に乗ってあの人の元に届いていたりというのは、とても素敵な考え方ですね。
もしどこかで、物を燃やして煙が上がっているのを見たら、自分の気持ちをそっと託してみてはいかがでしょう。あるいはお墓参りをする時に線香をあげる時は、故人に話しかけるつもりで心を込めてみてください。きっとあなたの心は、煙に乗って風に乗って、その人の元に届くでしょう。
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