高3学年通信(66期生)
常識を疑える人
2021/12/17
今日は楽しみにしていたスポーツ大会です。朝から生憎の雨で、急遽体育館でドッジボールのみということになりました。
急な変更で用意していた競技もできませんでしたが、皆さんそんなことは関係なく非常に盛り上がってくれていました。
応援グッズを作っている人もいました。イベントを楽しみにしていてくれてようで、本当に良かったです。
男女とも全クラス総当たりの試合になりましたが、最後まで大盛り上がりでした。学年でのこういうイベントがなかったので、本当に楽しそうにしてくれている姿を見れて、嬉しかったです。
全試合が終了し、表彰式を行い、全体写真を撮って終了しました。勝ち負けこそつきましたが、それ以上に楽しんでもらえたことが何よりです。なかなかたくさん機会が無いのが残念ですが、またいつか、こんなイベントができるといいなと思っています。そして、企画から運営まで、体育委員の皆さん本当によく動いてくれました。文句も言わずむしろ好意的にいろんな仕事を買って出てくれて、先生たちも助かりました。というより、先生たちがほとんど手伝わなくても大丈夫だったくらいです。改めて、ありがとうございました。
さて、明日はまた午前中の特別時間割です。特別授業もたくさん行われます。楽しみにしていてください。もちろん、通常の授業もあります。気持ちを切り替えて、頑張りましょう!
では、今日は皆さん本当にお疲れ様でした。良い一日になって良かったです。本日の日めくりカレンダーはこちら。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵におなじ。
有名な平家物語の冒頭部分ですね。どんなものでも、ずっと同じものなどありえない。万物は常に移ろいゆくものであるということがよく言われます。どの時代、どの国にも当てはまることで、特に私たち日本人には心に染み付いた考え方かもしれません。
新しいものも変わっていく。古いものはなおのこと。物だけでなく考え方にも当てはまることかもしれません。世の中でよく「常識を疑え」とか「常識にとらわれない」という表現を聞きます。新しい物を生み出していくには、これまでにない新しい感性で物事を考えることも確かに大切でしょう。しかし、その新しさは「常識」を知っているからこそ生み出せるものです。何でもかんでも思いつくままに破天荒なことをしても、それはただよく分からない自分勝手な人になってしまうだけです。時代が変われば考え方だって変わる。人の思考や感性だって諸行無常でしょうが、古きを温ねてこそ人々に受け入れてもらえる新しきが生まれるわけです。ある程度の常識を持った、常識を疑える人になりたいものですね。
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