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高3学年通信(66期生)
紙一重のズレ
2022/11/21
気持ち新たに、今週もスタートしました。今週は水曜日がお休みです。少し気が楽ですね。先週に引き続き、別のクラスで調理実習が行われていました。
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メニューは同じ、筑前煮と栗きんとんです。具材を切る人と、お米を洗って炊く人と、お出汁をとる人に別れて調理開始。最初は若干不安そうに調理に取り掛かっていましたが、少しすると気持ちも慣れたのか、皆さんテキパキと動き出しました。こちらのクラスも、上手に調理できたでしょうか。調理実習の機会もそう多くないでしょうが、少しでも料理を身近に感じて、家庭でも取り組んでもらいたいものです。
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真面目に物事に取り組もうとすればするほど、意固地になったり躍起になったりすることがありますよね。自分としては精一杯努力しているつもりなのに、思ったように成果が出てこないと、どうしてもそうなってしまうもの。真剣にやっているつもりが心の中で深刻になってしまっている。
状況としてはまったく違うものですが、実際はその差は紙一重なのかもしれない、ということはよくあるもので、私たちは知らない間にその狭間で揺れていることもしばしば。これからのことに希望を持って前向きな気持ちでいたつもりが、気づけばただ楽観的になっていただけだとか、出来事が上手くいくか不安だなと心配していたつもりが、いつの間にか周囲からプレッシャーをかけられているように感じられたりだとか。人の心は、気づかぬうちにちょっとした捉え方のズレを起こすことがあります。この紙一重のズレが、あるいは大きな問題となって私たちにのしかかってくることがあり、またあるいは、時に私たちを救ってくれることもあります。心の中に変化が起こっていくこと自体は止めることは難しいし、悪いことだとも言えませんが、もともとはどんなふうに考えていたのかな、という心のズレを見つめ直してみることも、時に大切なのかもしれません。
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