休みから明けて、また授業が再開しました。改めて、先日のPTA総会・授業参観・学級懇談会にお越しいただいた保護者の皆さま、ありがとうございました。いろいろとお話もさせていただきましたし、ご家庭間で情報交換もされたかと思います。解決しない不安や問題もあろうかと思いますが、あと一年、よろしくお願いいたします。

懇談会が終わり、教室を整備してふと外を見ると、きれいな夕焼け空が広がっていました。

夕焼けは人を振り返らせます。66期の皆さんが本校の生徒として過ごすのもあと一年。早いもので、本当にあと一年です。気づけば月日は経っているもので、文理コースの人は２年、一貫コースの人は５年もの時間が流れました。入学した当初の記憶がまだ鮮明に残っているものですが、目の前で笑っている66期の皆さんは、確かにその時間を過ごし、立派に成長したように思われます。こうやってこの仲間で過ごすのも、あと一年です。いろんなことがあるでしょうが、最後には笑って終えられるように頑張りましょう。まずは明日。明日は高２最後の授業日です。午前のみですが、最後までやり切ってくださいね。

私たちは集団の中で生きています。何かタスクをこなすにしても、完全に個人一人が完結させることは多くはありません。多くの組織では、たいていはチームを組んで仕事を行いますし、どこかで必ず他者が関わってきます。

だからこそ、誰か一人が不測の事態で欠けることになっても、誰かがカバーできるようになっています。逆に言えば、それは常に一緒に仕事をし、お互いに信頼のおける関係にあり、お互いにカバーし合いましょうという暗黙の了解があるからこそできることです。自分の都合だけを優先して、誰かがやってくれるから自分はしなくていいや、というのは違います。もちろん無理をして自分が背負い込むのはもっと良くないことなのでしょうが、自分が大変な時、誰かに頼れるだけの関係が築けるくらいの行動を普段からしていることが大切なのです。他人任せの自分勝手と、持ちつ持たれつの信頼とを区別して、後者であれるように心がけていたいものです。