学校ブログ

高3学年通信(66期生)

人生は卵焼き

2023/07/28

第2ターム最終日、今日も朝から頑張っています。1限目の講習から、しっかり集中してくれていますね。

講習を受けるだけでももちろんプラスになることはあるでしょうが、その効果を最大限に高めるためには自学の時間を持つことが大切です。確認できた内容を再度演習したり、別の問題を解いたりして気づいたり、与えられたものを自分のものにする作業を忘れないようにしてください。

そう言われなくても、既に取り組んでくれている人もたくさんいるようですね。空いている時間や帰宅後の時間を上手に使って、勉強に取り組んでください。そして、明後日の日曜日には校外模試を受験しますね。いつもとは違う空間で、どれだけの力が発揮できるのか試してきてください。結果にこだわって臨んでくださいね。

さて、これで第2タームが終了しました。同時に、7月も終わりになりますね。「夏休み」という言葉のイメージでは結構に長い休みという感覚があるかもしれませんが、よくよく日数を確認してみれば2学期始業式まではあと3週間ほどなのです。間にはお盆も挟みますし、実際落ち着いて勉強に取り組める日はもっと限られてきます。焦ることは良くないかもしれませんが、のんびりしていられないということも事実です。自分がどれだけのことをしなければならないのかということを意識して、もったいない時間の使い方をしないようにしてください。終業式では「よく遊び、よく学べ」と校長先生から言われましたね。高3生にとっては、「上手に遊び、しっかり学べ」とも言えるかもしれません。リフレッシュの時間は上手にとって、勉強の時間には気持ちを切り替えて集中して取り組むことを心がけましょう。まだまだ、これからの夏休みが本当の勝負ですよ。

一言に卵焼きとってもいろんな焼き方があります。手前から奥に向かって巻く京巻きか、奥から手前に向かって巻く大阪巻きか、丸いフライパンで折りたたむようにして巻くこともあれば、そもそも最初は巻かずにスクランブル状にしてタネを作るなんてこともあるそうです。味付けのバリエーションまで加えると、シンプルな卵焼きでもとても奥が深いことがわかります。

生まれてから死ぬまでが人生です。人によってその内容は異なるし極めて複雑でしょうが、構造は至ってシンプルです。そういう点では、卵焼きにも似ていると言えるかもしれません。卵焼きが美味しそうに見えるのは、中身が見えているからではなくて、一番外側が綺麗に巻かれて美しく見えるからです。どんなに大変な人生でも、終わり方が良ければ立派な人生だったと思えるはずです。終わり良ければ総て良しとはよく言いますが、体裁を整えるということは大切なことなのかもしれませんね。しかし、その終わり良しと見えているものの中身はどうかはわかりません。卵焼きの巻き方や味は食べてみなければわからないし、ある人の人生だって、そこに深く関わってみなければわからない。外側を見ているだけでは、内側はわからないのです。体裁を整えて美しく立派に見せることも、その向こう側にあるそのものの奥深さも、両方を大切にしたいものですね。

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