自分のプランの旅行を選んでくれた人たちが25人も集まってくれました。感謝です。（しおり巻頭言より）

「自分でつくる研修旅行」九州コース。２泊３日で熊本，長崎を巡りました。企画リーダーを中心に考えに考えた行程は，九州新幹線で熊本に入り，熊本城の地震被害と復興を見て回り，天草地方に移動。そして船で島原半島に渡りハウステンボスへ。有名なイルミネーションを堪能し，最終日は長崎市内観光。有明海をぐるっと回る「放物線の旅」です。

《１日目》熊本城・わくわく座－藍のあまくさ村－リゾテラス天草

《２日目》道の駅天草市イルカセンター－口之津港－ハウステンボス

《３日目》長崎市内班別自主行動

熊本城では復興した天守閣に登り熊本市内を一望。一方で天守閣を囲む櫓や石垣はまだまだ地震直後のまま。完全復興にはまだまだ年月がかかるとのこと。

熊本城をあとにし，宇土半島を経由して天草地方へ。生徒たちは素晴らしい「多島美」を写真に収めようとiPadを構えるも，あいにくの雨。それでも生徒は思い思いにポーズをきめ，シャッターを切っていました。

２日目は，前日からの雨はやみましたが，強風吹き荒れる天候。予定していたイルカウォッチングは残念ながら中止となりました。代わりに，フェリーで島原半島に渡りました。

ハウステンボスでの自由行動はなんと８時間，夜８時までの予定です。旅行雑誌などで評判の高いハウステンボスのイルミネーション「光の王国」を堪能するための時間設定です。これも生徒たちが相談して決めたことです。最先端のVR技術を駆使したアトラクションと素晴らしいイルミネーションにすっかり飲み込まれてしまいました。

最終日は，長崎市内の自由観光。グラバー園，大浦天主堂，出島などを巡り，中華街で長崎グルメを堪能した様子でした。

旅行中，体調を崩す生徒もなく自分たちで決めた旅行を楽しんでいたようでした。教員として何度も研修旅行を引率してきましたが，生徒たちの「ワクワク感」をここまで感じた旅行は初めてでした。改めて「自分で決めること」「自分が主人公と感じること」が大切だと思いました。

大人になったときも，「中３の修学旅行九州の長崎，熊本行ったなー楽しかったなー」と思い出せるような心に残る研修旅行にしたいです。（しおり巻頭言より）

参加した生徒一人ひとりの心に，この研修旅行がしっかりと刻まれたのではないかと思います。