高2学年通信(68期生)
不安や恐れとともに
2020/07/10
「期末考査が不安です」
最近、皆さんからよく聞く言葉です。
まず伝えたいのは、不安や恐れをもつのは当然だということ。
中学生になってから初めての考査です。10科目もある。範囲も多い。しかも今年は長い間休校でした。不安や恐れを感じるのは当然のことです。(むしろ「少しも不安がない」という人の方がこちらは心配です)
ある小説のなかに「困難は分割せよ」という言葉が出てきます。現実として困難な場面に直面したとき、人はその困難さを前にして、ただ不安や恐れを感じて、為す術がなくなることがあります。皆さんも期末考査を前に、ただ何となく不安を感じてはいませんか。
そうではなく、困難を分割するのです。自分のなかの問題を切り分けて、ひとつひとつ対処していくのです。何が最も不安な科目なのか。苦手意識だけで避けている科目はないか。最低限やらなければいけないのは何なのか。そうした問題をぜんぶひっくるめてとらえてしまうと、対処法も何もありません。考査範囲一覧に各教科の先生からのアドバイスを載せています。そちらをしっかりと読んでください。
不安や恐れが完全に消えることはまずありませんが、その不安や恐れとの付き合い方を学んでいくのも、勉強の一つだと思ってください。
学校ブログ
- トップページ
- 高2学年通信(68期生)
- 不安や恐れとともに