高2学年通信(68期生)
自分と向き合う
2021/10/22
昨日午後、総合学力調査の後に進路学習と道徳の授業を行いました。
進路学習は、一昨日の「人は何のために働くのか」の続きです。
今回はアニメ『ブラック・ジャック』(手塚治虫原作)を見て考えました。
物語の詳しい説明は省きますが、登場人物である大工の丑五郎の言葉に考えることがあります。
「先生、あんたどっちがいい? やりたいこともできねぇで、だらだら生きるのと、命と引き換えてでも、最高の仕事をやり遂げるのと…」
重みがある言葉です。68期生の皆さんにはどのように響きましたか?
一方、道徳の授業では水泳の萩野公介選手の話を扱いました。タイトルは「白ご飯を目指して」
萩野選手はオリンピックで金メダルを獲得するなど、華々しい活躍で知られています。しかし彼は「自分には気持ちの弱さがあり、その心の弱さを人に見せたくないし、自分でも認めたくない。だから不安をロールキャベツのように何回も何回も包んで隠してきた」と語ります。
しかしケガをしてタイムも思うように伸びないなかでのコーチの一言が、萩野選手を変えていきます。「弱い自分もどんどん出していい。ありのままの自分を出していけ」
そこから自分と向き合い、自分のなかの不安や弱さを認めることができたという話です。彼はこう言います。「今まではロールキャベツでしたが、これからは白ご飯のような人間を目指していきたい」
今年の東京五輪、200m個人メドレー準決勝後に涙を流し、「決勝で(瀬戸)大也と泳げるなんて、神様がくれた贈り物としか思えないくらい幸せです」という言葉が印象的でした。
進路学習も道徳も自分と向き合うこと。根は同じところにあります。
右の写真は宝塚市にある手塚治虫記念館です。今年6月、リニューアルしました。
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