2021年も残すところあと五日となりました。

68期生の皆さん、冬休みをどのように過ごしていますか？

習い事や部活動、勉強に加えて大掃除、新年を迎える準備など、お家の手伝いをしてください。

さて、あの沖縄研修旅行から十日あまり経ちました。

今日から皆さんの書いた感想を紹介していきます。

感想文には皆さんの思いがよく表れており、研修旅行が充実したものだったことがうかがえます。

〈一日目〉 伊丹～那覇空港 ー 昼食(沖縄そばとタコライス) ー 平和祈念資料館 ー 美々ビーチ ー ホテル

・「生きているのではなく生かされている」という言葉と、「戦争も平和も人が作り出している」ということが印象に残りました。私は今まで「生かされている」という風に考えたことがありませんでした。こういう考えに至るのは、戦争を経験し「平和」ということを本当に知っているからだと思いました。

・「憎しみは憎しみでは治らない。愛によって治る」という言葉が胸に刺さりました。日常生活の中で、友達関係の中でも相手を憎んでいたり、憎しみを覚えていたりすることがあり、でもそれはいつまでも思い続けることはよくなくて、自分自身にも問題があることに気づきました。人を嫌うことも戦争で、嫌い・苦手だと思うから、そんな風に思ってしまうのかなと考えました。

・戦争は涙と地獄しか生まない、無意味な人間の過ちであると思いました。たくさんの人の命と引き換えに、私達は何を得たでしょうか？ (中略) 私達はこれで学習を終わるのではなく、これらを未来に繋げることができるよう、さらに学ばなければならないと思います。

・(ビーチでのレクが)とても楽しかったです。けれど、平和のことを考えると、資料館の写真のことを考えると、全力では遊べなかったような気がします。

〈教員感想〉

一日目は平和学習です。実際に戦争を体験した方の講話を聴き、資料館を見学しました。事前学習として、学校で調べたり考えたり発表したりしてきましたが、頭で考えるだけでなく、現地で肌で感じることも大切だと思えました。平和学習の後、ビーチで68期生が遊ぶ光景はまさしく平和そのもので、平和学習の後だからこそ、この平和をひとりひとりの努力で守っていかなければならないと感じました。