今日の６限のLHRは、学問内容リサーチ発表の後半戦でした。前回の発表を受けて、よりブラッシュアップされた内容になっていたように思います。聞いている人も、メモをたくさん取りながら真剣に聞く姿勢が見られました。「国公立大学」と「私立大学」の発表グループもあったのですが、なぜ学費の違いが生まれるのか、それぞれの強みは何なのか、留学制度やサポート体制に違いはあるか、など例やデータを挙げながら説明をしていました。

　進路について調べるきっかけになった今回の発表会でしたが、課題も見られました。

　1つは、１つのウェブサイトの情報のみに頼って、一歩深める調べ学習ができていない人も多くいたことです。聞いている中で、偏った情報を発表してしまっているグループも見受けられました。その学問分野で権威のある大学や、近隣の大学のHPの中から、大学生の授業や研究例を探すなど、もう少し踏み込んだ内容を聞きたかったです。もちろん発表までの時間が限られていたというのはあると思います。ですが、高校生活というのは、本当に限られた時間です。勉強・部活・探究・行事・友人との楽しい時間、時間はあっという間に過ぎてしまいます。進路について考えることを先延ばしにすると、結局「これがやりたい」「ここで学びたい」と感じられないままに進路決定を迫られることになるのではないでしょうか。

　２つ目は「発信力」です。スライドに書いたことを棒読み、では聞いている人は退屈してしまいます。正しい情報を発信するだけでなく、聞き手をひきつける発表ができるようになれば、自分自身のスキルが磨かれることはもちろん、聞き手の理解を深め、関心を高め、結果的に意欲の向上にもつながるはずです。そうやって、高め合える集団になっていくといいですよね。

　これからのレベルアップに期待しています！