
高2学年通信(69期生)
夏休み⑤
2025/08/08
夏休みも折り返し地点を過ぎ、生徒の皆さんは、どのようにお過ごしでしょうか。
勉強、部活、探究、習い事、友達や家族との時間…、忙しく過ごしていますか。
今年は、1945年から80年。終戦から80年もの時が流れた、大きな節目の年です。
広島に原爆が投下された8月6日、万博のアメリカパビリオンと赤十字パビリオンを訪れました。
世界中の人を受け入れながら発展を続けるアメリカ。
大災害、紛争、戦争によって傷ついた人々を救い続ける国際赤十字。
2015年の戦後70年の節目、アメリカ旅行中に、8月15日を迎えました。
日本では、8月15日という1日を通して、全国で戦争で亡くなった方々を追悼しますが、
アメリカでは”戦後70年の追悼”といった重々しい空気は感じられず、勝者と敗者の違いを実感しました。
戦争がいかに悲惨なものであるかを伝えられるのは、敗者です。
終戦から80年もの月日が流れ、戦争の記憶を持つ人々が少なくなったことによって、
被爆国としての記憶、敗者としての記憶、を後世に伝えることが難しくなってきました。
10年後の戦後90年を迎える頃には、戦時下のことを話せる人はほとんどいなくなります。
テレビ番組やネット記事で、戦争に関するものが増えるこの時期だからこそ、
戦後生まれの私たちは、先達から歴史を学び、平和を維持していかなければなりません。
明日は8月9日、長崎に原爆が投下された日。1週間後は8月15日、第二次世界大戦が終結した日。
80年前に思いを馳せると同時に、日本国憲法前文に記された”恒久の平和”について考えてみてください。
難しい言葉ではありませんが、万博で印象に残った言葉を最後に紹介します。
「人間を救うのは、人間だ」:日本赤十字社のスローガン
「私たちは幸せになるために生きている。We live to be happy」:未来の都市パビリオン
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