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常務理事便り
2021年03月02日
「想いで弁当、どんな味?」
「1月行く、2月逃げる、3月去る」「光陰矢の如し」この季節、特に学校は月日の経つのが本当に速いように思います。そして今日、3月1日、雲雀丘学園高等学校の第63回卒業式が行われました。関西3府県は先月末までで緊急事態は解除されましたが卒業式は感染対策を十分に配慮されました。
第63回雲雀丘学園高等学校卒業式 卒業生と
卒業生は285名、クラス代表に卒業証書が授与された後、中井校長は式辞で昔話「わらしべ長者」の話から、一人の男がやがて立身し長者になったのは、「出会いを大切にしたこと」「チャンスを生かしたこと」「相手の困っていることに対応したこと」が挙げられるとして生きていく上でのヒントを話されました。私も全く同感で卒業生も大いに参考にしてほしいと思います。
卒業証書授与 卒業生の答辞
送辞、答辞とも雲雀丘学園生らしく「やってみなはれ精神」を辞に取り入れ「挑戦」の大切さを語ってくれました。答辞では高校生活の思い出を一言で語るなら「お弁当」だとし、「おかず、たまご、ごはん、お箸」から「個性ある友達、先生方、職員、家族」への感謝の気持ちを静かに語りました。「お弁当」という毎日の身近なものだけに聴く人の胸に響き、答辞が終わると長く拍手が続きました。「ひばり弁当」は一度ふたをするとの結びでしたが、想いで一杯の弁当はいつの日か開くとき、どんな味がするのでしょうか。
さて今年は雲雀丘学園の幼稚園、小学校、中学校、高等学校15年間通園した生徒が18名おられました。皆さんには卒業式とは別に一人ひとりお呼びして、15年間の感謝と、創立者鳥井信治郎の「親孝行」の話をしっかりと伝え、社会に出ても学園卒業生としての誇りをもって立派に生き抜いてももらうよう激励しました。
(2021.3.2)