学園ブログ

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常務理事便り

2021年08月20日

「お盆のできごと」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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東京オリンピックが終了しいよいよ来週からはパラリンピックが始まります。一方、コロナ感染者は 23,000人を超え。過去最多となり、兵庫も一日の感染者数が、初めて1000人を超えました。そして 兵庫県も 緊急事態宣言の都府県に追加され 今月20日から 来月12日まで の期限となりました。 若年層への 感染も増えていることから 雲雀丘学園も 今一度気を引き締めて感染対策に取り組まねばならないと思っています。

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ひばりの里風景(冠水はおさまったが)
さて「ひばりの里」ですが先週からの大雨で田んぼに水があふれ稲が水没の危機に瀕しました。担当の先生方やシルバーさんの懸命の対応で今は水も引いていますが予断は許されない状況です。このほかにも雑草や害虫の発生もあり心配の種は尽きません。昨年は雀の被害もありその対策はできていますがあらためて農家のご苦労をかみしめています。実りの秋を信じて。





さて 私事で恐縮ですが、 8月8日 オリンピックの閉会式の日に私の拙文が産経新聞 朝刊の 「朝晴れエッセー」に掲載されました。 3歳の孫と一緒に見たブルーインパルスを書いています。お読みいただければ幸いに存じます。



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朝晴れエッセー「歴史の生き証人」

「見えた?」凜は笑顔で大きくうなずく。 よし、よかった。証人はできた。凜は3歳の女の子、私の孫である。

7月23日、12時45分。「来た!」と叫ぶ娘の声を聞くや、ブルーインパルスは左前方の高層ビルの陰から突然現れ、単身赴任先から戻っていた川崎市の自宅マンションの前を瞬時に横切って、遠く東の雲間に消え去った。

この日は昼前から家族が対策会議。息子は予想されるブルーインパルスの飛行ルートを押さえ、妻は孫を抱いてリビングの窓際に立つ。目的は孫とインパルスが一緒に写った証拠写真を撮ること。



しかし圧倒的なブルーインパルスのスピードに私のスキルは追い付けず、写真は通り過ぎた余韻を留めるに終わった。「お父さん、大丈夫よ。今日の朝刊をもたせて撮ればいいじゃない」と妻の声。その通り、歴史の生き証人を補強するには役立とう。



前回の東京五輪は私が14歳中学2年生だった。思い出すのは整然と行進する日本選手団、天皇陛下の開会宣言、そして日本晴れの空に飛び立つ鳩。残念ながらブルーインパルスが描く五つの大きな輪は田舎では直接見ることができなかった。のちにそれを見たのは映画「ALWAYS 3丁目の夕日」。この五輪こそ平和と復興の象徴だった。



いろいろな意味で話題の多い今大会。今後の五輪を大きく変えていくことになろう。

さて、歴史の生き証人はしっかりと確保している。成長に合わせてゆっくりと話し合えることを楽しみにしよう。



(2021.8.20)