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常務理事便り
2021年10月26日
「横綱相撲」
~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
昨10月24日(日)、兵庫県中学テニス部私学大会で、雲雀丘学園は男子女子とも優勝の快挙。これまでテニス優勝というと中学女子の専売特許のような感がありましたがアベック優勝で「テニスは雲雀丘」の名をいっそう高め、確かなものにしてくれました。
おめでとう。この快挙をたまたまに終わらせることのないよう、水泳部と同じくどう継続させるかが今後学園の課題だと思います。これからが真の力のみせどころ、頑張ってください。
優勝した中学男子テニス部
滝川ニ高戦
監督から指示を受けるサッカー部員
素人観測ですがわたくしは両チームとも試合の開始直後は相手チームの力量や戦い方を計っていたと思います。雲雀丘学園は両試合とも直前のゲーム一回戦は素晴らしい試合をしていたので様子見に来たのです。
余談ですが雲雀はこの時がチャンスでした。このとき一点でも取っておけば、取れれば、その後の展開は変わったかもしれません。
滝川二高も神戸弘陵も素晴らしいチームでした。上にも書きましたが雲雀丘学園相手に最後まで手を抜くことなく全力で戦ってくれたことや、試合の間だけでなくピッチ上やグランド上の行動も無駄なくそつなく、真剣な取り組みにはすがすがしささえ感じました。見習うところは数多くあったと思います。
私が子供の頃大鵬という大横綱がいました。立会いの時相手がどんな仕掛けで出て来ようとも1、2歩引き下がりながらも脇を締め、回しをしっかりつかみ、低い姿勢で相手を受け止める。それからおもむろに前に出て行って勝負に出るという感じでした。
このような強いチームと対戦できたことは雲雀丘学園にとって僥倖、現状に甘んじることなく雲雀のようにさらに高みを目指して人間力ある生徒の育成に取り組んでもらいたいと思います。
(2021.10.26)