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常務理事便り
2021年11月10日
「新文化館『道しるべ』」
~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
季節は立冬を迎え、今週から暦の上で冬に入りました。今朝は特に寒さが増し手袋をして登校する児童もいました。今年の冬はどうやら寒くなりそうです。
その寒さに負けない朗報が飛び込んできました。先日開催された兵庫県高等学校邦楽コンクールで雲雀丘学園は銀賞を獲得しました。この受賞は実質順位4位に相当するもので2年連続になります。雲雀丘学園箏曲部は当道有楽会家元の菊武粧子先生の指導を受けクラブ活動も充実してきています。部員数も大きく増加し、昨年今年と国立文楽劇場での出演も果たしました。来年こそはいよいよ金賞、そして「筝曲部といえば雲雀丘」といわれる黄金時代を築いてほしいと願っています。
筝曲部、銀賞を受賞 銀賞の盾
さて現在建設中の新文化館の名称ですが「道しるべ」と決定しました。学園創立者鳥井信治郎は晩年、自らの随筆集を「道しるべ」と名づけました。その中で鳥井信治郎は「道しるべ」と題したのは、「わたくしのあとへ歩み続いてきてくれる皆さんに道を迷わぬよう道しるべに立つわたくしの心持ちを表したものである。どんな困難な道でも道しるべがあれば心丈夫に踏み越えて目的地に到着することができるのだ」と語っています。
学園創立者鳥井信治郎 随筆集「道しるべ」
雲雀丘学園に学び育っていく子供たちが正しく堂々と生きていってもらえるよう願いを込めて命名しました。新文化館「道しるべ」は来年3月に竣工し合わせて学園創立70周年の記念式典も開催されます。
(2021.11.10)