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常務理事便り
2022年03月09日
「今改めて中幼の表現保育」
3月 3日に行われた中山台幼稚園の 「生活発表会」は 見事な出来栄えでした 。 特に年長 「すぎのき組」は 感動もので 見に来られた 保護者の方々も 子どもの成長に 心から 満足されたと思います。 長岡園長も 目頭を抑え、 私も最後に 園児が一列に並んで お礼をする時には 涙を こらえるのに必死でした。 私と同様のお母様方も多かったと思います。
それにしても よくぞここまで立派に成長してくれたものです。 園児の発表を見ていると年少、年中、年長と一年ごとにぐんぐんと 成長しているのがよく分かります 。保護者も 表現力が豊かになっていることを 実感されておられるのではないでしょうか。
中山台幼稚園が 誇る表現保育は 私はこのように理解しています。例えば劇を演じるとすると 台本を忠実に再現するのではなく 子供たちの心の発露のままにどう作り上げていくかにあります。したがって 子供達にはどんなストーリーかを理解するところから始まります。 ここも理解するというよりも子供たちはどう感じるか反応するかです。ここが 大切なポイントです。
登場人物( 動植物 自然も)も 園児たちが 練習しているその 時の感情が重視され子供達の想いによって表現されます。 子供たちの 動作や セリフは 子供たちの 感じたままに創造されるのです。 同じシナリオでも 子供たちの 思いによって 異なる 劇が誕生します。
さらに言うと 中山台幼稚園の発表会は 園児が皆元気です。 発表の ステージを 所狭しと 飛び跳ねます。 こんなところも 型にはめるのではなく 自由に伸び伸びと 園児の 潜在力を 発揮させているということが よくわかります。
長岡園長 本庄保育主任 岡村
保育主任の本庄 先生の説明では、例えば 童話の金太郎さんが 熊 と戦うシーンがありますが 勝ついうことは どういうことなのか そのことを 子供達と しっかりと話し合うそうです。
また 別の劇では 女王様が出てくるシーンがありますが 女王とはどういう人でどう振る舞うのかということを 話し合いの中で勉強して行きます 。 教えるのではなく 子供達は 自ら作り上げていきます。 それを演技するのです。 主体はあくまでも子供たちで 先生は あくまでサポート なのです。
現在 文科省は 新しい教育のあり方を進めていますが 結局は 中山台幼稚園の 表現保育と 一致してきます。 中山台幼稚園は もっともっと自信を持って 表現保育を 推進して欲しいと思います 必ずや 卒園生は 感情 豊かな 表現力ある 考える力がある 子供達に育っていくものと 確信しています。
(2022.3.9)