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学園ブログ
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常務理事便り
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2022年11月04日
Vol 29 文化の日
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
11/3文化の日 この日は学園にとりましても縁のある日です。二代目理事長 佐治敬三先生の命日なのです。鳥井信治郎初代理事長の後を受け、37年間(1962-1999年)の長きにわたり学園の成長を支えてくださいました。実業の世界ではサントリー社の社長・会長を務められ、大阪商工会議所の会頭も歴任されました。ユーモアとウイットに富み、多芸で文化に造詣が深く、有名なサントリーホールを作られたり、今年で40回を迎える「一万人の第九」の発案者でもいらっしゃいます。その方の命日が11/3であり、文化の日と同じなのです。
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その二代目理事長はこんな逸話を話されました。学生時代の恩師が研究のために留学していた大学の主任教授から毎朝、顔を合わすたびにエトバス ノイエス 「なにか、新しいことはあったか?」と聞かれた、これが研究の心構えとなった、とおっしゃったという話です。企業人も同じだ、日常をいつもの通り変化なく過ごすのではなく、製品や物事に何か面白い新しい切り口を探したり、新しいを動きに注目したり、常識にとらわれず新しいことにチャレンジしたり、いつも新しいことに敏感に反応するアンテナを張っていなければ、企業が存続していくことは難しい「君たちのエトバス ノイエスは何だ?」
この話は研究や企業だけではなく学校運営、授業のあり方、子どもたちを観察する目などにおいても全く同じことが言えます。いつも通り、なんとなくを廃し、絶えず革新的であれ、いつも新しいお役立ちを探し続けよう、こうした努力が学校を一層よくしていく原動力になるはずです。自分自身を含めて学園関係者、教職員の皆さんに「今日のエトバス ノイエスは?」と問い続けたいと思います。