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常務理事便り
2022年12月05日
Vol 34 寒い早朝に
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
12月3日(土)、冷え込んだ朝でしたが、ひばりの里の前では早朝からテーブルを出し、焚火ができる道具を用意し、先生方が待ち構えていました。今日は来年に向けて田んぼ整備や池の活性化(水質改善)を促す「かいぼり」を行う親子共同作業の日です。総勢で100名くらいの皆さんが親子で駆けつけてくれました。2回に分けて、主に「かいぼり」を行い4つの池のヘドロ取りや水草除去等を行っていただきました。子どもたちがより楽しくこの施設を利用できるよう、泥まみれになって作業いただいた保護者の皆様には本当に頭が下がります。学園はこうした暖かい保護者の皆さんに支えられているということをあらためて強く感じた次第です。
水を抜き、泥さらいをする中で様々な生物も発見されました。例えば、今や準絶滅危惧種に指定されているアカハライモリ、そしてクロズマメゲンゴロウ等です。たくさんの種類のヤゴやメダカも確保しました。また、藪の腐葉土の中からはカブトムシの幼虫も見つけられました。ひばりの里では初の発見でした。
このように保護者の皆さん、関係者の皆さんのおかげでひばりの里はどんどん進化し、多様な生物が生きていける環境になってきています。児童がこの施設を通じて、自然の素晴らしさ、自然との共生の大切について学びを深めていくことを期待しています。そして自然との共生という概念は今後なくてはならない人類共通の願いであり、目標であることも心に刻んでほしいと思っています。
「かいぼり」を終えた皆さんには先生方が焚火で焼いてくれた焼きいもの差し入れがありました。ホカホカの大きな焼きいものおいしさも子どもたちの心にはしっかりと刻まれたのではないかと思います。