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常務理事便り
2022年12月06日
Vol 35 40周年の響き
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
12/4(日)、大阪城ホールで「サントリー10,000人の第九」が開催されました。1983年に山本直純さんの指揮の下1回目を開催、今年が40周年とのことでした。元々、本学園第2代目理事長の佐治敬三サントリー社長(当時)により大阪城ホールのこけら落としの一貫として提唱、実施されました。当時としては実に常識をぶち破る破天荒な企画でした。10,000人というかつてない規模の巨大合唱団、更にプロではなく公募による未経験者も含めた団員募集、そして、10,000人のレッスンや音合わせ。どれを取ってみてもそれまでのクラッシック音楽界では考えられないことでした。しかし、敬三氏の「面白いやないか、やってみなはれ」という一言でこの企画は実現し、大変な感動を生み出し、音楽界に大きな影響を与えたのです。今では12月の風物詩となり、全国各地で多くの合唱団が“Freude!!”(歓喜の歌)と声高らかに歌いあげるようになりました。
今年、大阪城ホールには3年ぶりに合唱団が入りましたが、その数は2,000人に制限されましたので、子どもたちは昨年に続いて学園講堂からリモート参加です。中高生含めて約100名が参加し、美しい声が講堂に響きました。私は本会場におりましたが、巨大スクリーンに児童生徒が写しだされ、一所懸命にドイツ語で歌っている姿を見た時には目頭が熱くなりました。以下の様に後日、TV放送がありますので是非ご覧になってください。
40回も続き、多くの素晴らしい感動を生み出してきたこの企画は常識にとらわれない自由な発想と失敗を恐れない、やってみなはれ精神なくしては実現できませんでした。我々もその精神を受けついで、失敗を恐れず、なんにでも挑戦しようとする子どもたちを育て、数多くの歓喜の叫びを学園内に響かせたいものです。
❑「サントリー1万人の第九」特別番組 ※番組名未定
日時:12/17(土) 16:00~16:54 TBS系(全国)
❑40年の歴史を振り返る「発掘!アーカイブ探検隊 1 万人の第九 SP」
日時:12/11(日) 24:50~25:50 関西ローカル〈MBS他、TBS系〉
❑「サントリー1万人の第九」歌声投稿に注目 ※番組名未定
日時:12/28(木) 09:55~10:55 関西ローカル〈MBS他、TBS系〉