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常務理事便り
2023年02月14日
Vol 46 気象予報士
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
先日の堀江謙一さんに次いで、テレビでよく見かける方が本学園小学校に来てくれました。小学校3年生の総合の授業で地球温暖化についての授業をしてくださったのです。
先生のお名前は正木明(マサキ アキラ)さん、朝の情報番組「おはよう朝日です」のお天気キャスターで有名な方です。自己紹介の中でお聞きしましたがなんと32年間も気象予報士としてキャスターを務めておられるとのことでした。
3年生全員が講堂に集まり授業を受けました。授業名は「地球ラボ」。地球温暖化が及ぼす影響やこれを防ぐために自分たちができることなどについて興味深く、また、楽しい授業をしてくれました。ほぼ1時間の授業でしたが子どもたちは最後まで手を上げて質問攻めにしていました。
なるほど、と感銘を受けたところが少なからずありました。その一つは気象予報士になったきっかけです。正木さんは若いころからサーフィン大好き人間で、いい波がいつ頃来るかを知るために気象の勉強を始めたとのことでした。子どもたちには「自分が本当に好きなことがありますか?お勉強はもちろん大事ですが、本当に好きなものを大切にしてほしいし、今なければこれから探してほしい、それがみんなの将来の仕事に繋がるかもしれません。」と問いかけてくれました。これからどんどん成長していく子どもたちにはまさに、そうあってほしいと思う、話のつかみでした。この後、地球温暖化が及ぼす影響や温暖化には人間の営みが大きく影響していることなどをわかり易く説明していただきました。
授業後の質問コーナーではほとんど全員が手を上げ、積極的に授業に入り込んでいました。「地球は亡くなってしまうのですか?」「空気が酸素ばかりになっても生きていけますか?」「水は掬えるのに、空気はなぜ掬えないの?」「温暖化前のような空気にもどせないですか?」等、3年生らしい、素朴な質問が矢継ぎ早に出されました。正木さんはこうした質問にも一つ一つ丁寧に答えてくださいました。
授業の中で温暖化防止のために今、我々ができることを4つ教えてくださいました。
その最後の一つが「温暖化についてお家の人と話してみよう!」でした。
保護者の皆さんがお家で子どもたちと話し合ってくださることを期待しております。そして、何か一つどんな小さなことでもいいですから温暖化防止のために子どもたちと一緒にできることを見つけ、実行してほしいと思います(例えば、ごみの分別、節電、地産地消など)。そうすれば今日の授業は真に生きたものになり、子どもたちの自己有用感も間違いなく高まるはずです。