学園ブログ

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常務理事便り

2023年08月01日

Vol 22 猛暑、猛暑、猛暑!!

~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~

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 激しい暑さが続いています。こうした暑さの中でも児童、生徒はクラブ活動にそして、来春の中学入試や大学入試に向けての講習に参加しています。勉強であろうとクラブ活動であろうと、ある一時期に懸命に打ち込むことは歩みのステージを一段上げるためには必要なことです。閾値を超えるという言葉があります。様々な試練は大げさに言えば、まさに閾値を超えて、ステージアップを自ら手繰り寄せるための手段でもあります。ときには休みながらでもしつこく、諦めず継続してほしいと思います。

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 さて、梅雨明け十日と言いますが、7/20に梅雨が明けて、まさに10日間、強烈な暑さが続いています。もう少し、この暑さは続くようですが、実はお米にはありがたい暑さとなっています。先週後半にはイネに穂がつき始めました。ゾウムシ被害、雑草繁茂のため、なかなか株は増えませんが、そんな中でも稲穂がちらちらと見え始めました。もう少ししたら、ネットをかけて、雀の被害を防止しなければなりません。完全無農薬のコメ作りは簡単ではありません。自然に任せながらも一定の制御をしていかないと人間にとっての「実」とはなりません。農薬や除草剤、殺虫剤のなかったであろう時代のコメ作りは難作業であり、「石」(コク)で表されたコメの量はまさに豊かさの象徴であったのだということがよくわかります。「作ることにこんなに苦労するコメをこれほど蓄えているとは、なんと豊かな事」という具合でしょう。このまま秋の実りを待ちたいと思いますが、そろそろ、雨が降らないと今度は干ばつの危機となります。今のところ、何とか用務の藤本さんが湧水などを調整しながら凌いでくれていますが、それも限界になってきています。雨乞い神事が各地に残っていることがよくわかります。我々も雨乞いしてでも水が欲しいという気持ちになってきています。

 本日の読売新聞朝刊に本学高校が行っているデータサイエンスの探究活動が取り上げられました。ありがたいことです。様々なデータをもとに現象等を読み解くという学問ですが、感覚ではなく事実としての様々なデータから推論し、仮説を立てて、課題の解決に繋げていくという学問です。コメ作りとデータという切り口で、様々なデータを蓄積し、効率的な害虫対策や雑草対策を提案できないものでしょうか。一度、挑戦してほしいと思っています。