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常務理事便り
2023年08月09日
Vol 23 立秋とはいうものの・・
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
本日(8/8)は暦の上では立秋です。夏が極まってこの日を境に秋の気配が感じられるようになる、と歳時記などには書かれています。節気で言えば今日から2週間程度が立秋の期間となるわけです。今日から後の暑さは残暑となりますが、まだまだ、酷暑が続きそうです。
この暑さの中、8月5、6日には小学校の入試の一部である、親子面接が行われました。180名を超える子どもたちとその保護者様が本小学校を訪問くださいました。実にありがたいことです。入試は9月9日になりますが、それに先立って親子、仲睦まじく育まれている様子を拝見しました。それぞれのご家庭でそれぞれの育み方があります。お子様の性格も十人十色です。この時期、知識や学習面のことは二の次、三の次で良いでしょう。まずは、小学校に行きたいという気持ちを育ててあげてほしいと思います。なんでも聞きたい、どんな事にも興味を持てる、そんな心を育んでほしいと思います。
希少種のトチカガミが池一面に繁茂
穂が出始めた田んぼにイナゴ大発生
稲穂がつき始めました
閑話休題、この時期はお盆の時期でもあります。先祖の霊をお迎えし、家族と一緒に過ごした後にまた、お見送りするこの習慣は、考えてみれば実に日本的で優しい世界を生み出してはいないでしょうか。年に一回、故人の魂が彼岸から此岸に還るという思想は、魂は永遠に存在し、現世の我々の行く末も見守ってくれている、そうしたご先祖を敬い、感謝するということに他なりません。本学が標榜している「親孝行」と直結する思想でもあります。
里帰りをするご家庭も多いことかと思います。親孝行とは、家族とは、ご先祖とは、といったことをご家族の中で様々、考えていただく良い機会です。皆様に有意義なお盆を過ごしていただきたいと思います。