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常務理事便り
2024年05月23日
Vol 9 歓声響く
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
中高は今週、中間試験週間で生徒たちは真剣に考査に臨んでいます。通学時の生徒たちは参考書や問題集を手に専用通路を通ってきます。放課後は校舎の自習室や「道しるべ」の空きスペースで勉強する生徒たちが数多くいます。あと1日頑張ってほしいと思います。最後の粘りがきっと功を奏します。
こうした中、小学校では二つの歓声が響きました。
二つ目の歓声は「ひばりの里」から聞こえてきました。昨日と今日、三年生の児童がクラスごとに、まもなく行われる田植えに向けて雑草抜きをしてくれました。昨年、水の張った田んぼで代掻きをしてくれた学年です。水はまだ入っていませんが、裸足で入っていますから土の冷たい感触にひやひやドキドキの歓声が上がります。草の間に潜んでいたバッタの赤ちゃんやイモリの赤ちゃんの発見に草抜きを忘れて大騒ぎの歓声が上がります。今の子どもたちは田植え前の田んぼの自然を経験することはあまりないでしょう。様々な自然を体験することは人としての成長に大きな影響を与えるという話を聞いたことがあります。自然のありがたみがわかり、そうしたことを土台に心豊かな大人に成長してほしいと思います。