学園ブログ

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常務理事便り

2025年02月03日

Vol46 二月はにげる

~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~

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「一月往ぬる、二月逃げる、三月去る」という慣用句があります。いつ頃から一般的になったのかは知りませんが、言い得て妙な言葉です。令和7年の幕が開いたと思ったら、すでに昨日は節分、早くも今日からは二十四節気の「立春」となります。

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 学園もこの慣用句の通り、各校種で目まぐるしく様々な行事が行われています。幼稚園は
2月に「表現の会」や「発表会」で一年間の学びの仕上げが行われます。保護者の方に立派な姿を見ていただくためにも1月より練習や予行を日々続けています。小学校では1月に書初め展、参観、スキー学校を終え、2月はB入試、マラソン大会、PTA総会、次年度の志願者募集企画などが矢継ぎ早に計画されています。中高は年明けとともに、入試体制に突入し、1月末にようやく、中学入試の合格者が固まりました。まもなく、高校入試があり、それを終えると今度は学年末考査が始まります。そして、この間、高校三年生は五月雨式に大学受験に挑戦しています。関西私学がようやく終わりつつありますが、これからは関東私学が本格化し、3月にかけて、卒業式、国公立の入学試験が続きます。そしてそれを終えると中学校、小学校卒業式、卒園式、それぞれ学年修了式がすぐにやってきます。子どもたちも大変ですが、先生方も大わらわの日々が続きます。しかし、日々の業務や仕事に追われて余裕が持てない時こそ、子どもたちへのまなざしは温かくなければいけません。こうしたばたばたとした時期には子どもたちにも変化は起きやすいものです。その変化を見逃さず、慰めたり、励ましたり、元気づけたり、ほめたり、感心したりすることも我々の重要な仕事です。自戒を込めて、初心に帰らなければならない時節です。