学園ブログ

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常務理事便り

2025年01月21日

Vol45 中学入試、大学入試共通テスト

~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~

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 去る、1月18・19日、本学において中学校入試、また、全国で大学入試共通テストが実施されました。天候に恵まれて、大きな混乱なく実施され、少しホッとしています。
 本校の高校三年生は基本的に全員が大学入試共通テストを受験します。そして、昨日から本日にかけて自己採点が行われ、それをもとに二次試験に臨む大学を最終的に決めていきます。共通テストで本来の実力を発揮できた人もいれば、そうでなかった人もいると思います。しかし、本番の二次試験までにはまだ、約1か月あります。再度、気を引き締めて悔いの残らぬよう、今までと同じように努力を続けてほしいと思います。この努力は長い人生の中で必ず、何かしらの糧となります。最後まで頑張ってほしいと思います。
 本校の中学入試については既に合格発表を終えています。合計3回、延べで約1,000名の児童が挑戦してくれました。誠にありがたいことです。明日正午には、入学を希望される皆さんが出そろいます。皆さんの中には、これからも入試が続く方がいるかもしれませんが、体調管理に気を付けて最高のパフォーマンスが出せるよう頑張ってほしいと思います。
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 一方、受験シーズンにはいつも思うのですが、中学入試にせよ、、高校入試・大学入試にせよ、その結果に一喜一憂し、ナーバスになる必要は全くありません。希望の進路に進めるか進めないで気持ちが揺れ動くのは仕方ないですが、一時の試験で将来が決まるわけではありません。それどころか、入試以上に人生にとって重要な局面はこれからいくらでもあります。人の成長にとっては歩んできた努力の過程に価値があるのであって、試験の結果は冷静に受け止めればよいのです。良い結果であれば、それを一瞬は喜び、有頂天にならずに努力を続ければよいし、上手くいかなかった場合は素直に努力の足りなかったことを認め、捲土重来を期すればよいのです。重要なことは弛まないことです。
 即ち、どこに進学するかということよりは進学した先でいかに努力を続けるかの方がはるかに大切です。「人間万事、塞翁が馬」ということわざがあります。所与の状況を前向きにとらえて、倦まず弛まず歩みを確実に進めることが皆さんの価値を高め、幸福な人生への「道しるべ」となるはずです。皆さんの前途を明るくするのも、暗くするのもすべては皆さんの心持ち次第なのです。