学園ブログ

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常務理事便り

2025年03月28日

Vol57 別れと出発の季節

~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~

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 長い間、本校にご尽力いただいた先生方や職員の皆様が本校を去っていく季節となりました。雲雀丘学園の自然について154編ものブログを書いてくださった天井先生が定年を迎えられ学園を卒業されます。また、学園の縁の下の力持ちとして、25年以上にわたり表に出ることなく学園運営を支えてくださった事務職員のWさん、更にサントリー社から本学園に着任し、学園広報として13年間も雲雀ブランド向上に務めていただいたSさんも今春、学園を離れられます。ほかにも何人かの先生方が本学園を去られます。これらの皆様方には本当にお世話になりました。こうした数多くの先生方や職員の皆様のおかげで今の学園があることを我々は忘れてはいけません。我々にとって名残惜しい別れは、ご本人にとっては輝かしい新たな出発でもあります。どうぞ、皆様の第二、第三の人生が明るく、輝くものとなることを祈っています。

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 閑話休題
 一昨日レポートした学園事務所横の枝垂れ桜があっという間に満開になりそうです。美しいピンクの花びらが茶色の木肌を覆い隠すように、誇らしげに咲き誇っています。サクラはこのように豪華で思わず引き込まれてしまうような美しさもよいですが、うっそうと茂る木々の中で可憐にそして凛として自らを主張するように咲くサクラもまた良いものです。昨日、所用で暖かい南紀州の田舎に帰った時に一部のサクラ(ソメイヨシノ)は既に満開を迎え、実に見栄えのするものでしたが、深い山の緑の中に隠れるように、しかし、自らを主張するように咲くサクラも心惹かれるものがありました。中島みゆきさんの名曲「地上の星」は懸命に働く市井の名もなき人たちを地上の星(スター)として、天空に輝く星以上に称えた歌詞が有名ですが、ポツッ、ポツッと山間に目立つことなく咲くサクラにその歌詞を重ね、「しっかり見えているよ!!」とつぶやいてしまいました。背伸びすることなく、自分の力量に合わせて、一所懸命に生きていくことの大切さを教えてくれているようでした。