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IT時代を生き抜く
2018年09月03日
放課後のHiRo2Ba
「後ろにさがったあとの右をなおさなあかん!」
「やっぱりそうやったんや…もうっちょっと曲がらなな!」
文化館では、このような会話が子どもたちによって日々交わされるようになりました。自分たちが作り上げたロボットを思い通りに動かせるか…ロボットの動作を観察し、頭の中の理想の動きと照らし合わせて、問題点を修正していきます。やっとの思いで理想の動きを実現できたとき、子どもらの笑顔が教室中に溢れます。
2018年度よりプログラミングラボHiRo2Ba(Hibari Robot Programming Bace)が開設されました。HiRo2Baではロボットプログラミングを通して、物事を順序立てて考える力や試行錯誤を重ね問題解決を図る姿勢を養います。また、その過程では「パーツを取り付ける高さに注意しなくちゃ!」「ゾーンAに行った後、右を向くだけのつもりなのにその場でぐるぐる回ってしまう」「あのロボットはバックで移動するから、前を向きなおさずに済んでてすごい!」といったように、よいアイデアを共有し合い、問題を気軽に相談し合えるコミュニケーション力、さらには目的に向かって最後までやり抜こうとする姿勢も身につきます。
現在は年長~中学2年生まで約230名が放課後に集い、HiRo2Baで切磋琢磨しています。1学期に、小学2年生までは「より速く動くには?より遠くに移動するには?」などとモーターの基本制御を、中学2年生までは「超音波センサーで障害物の手前10cmで止まるには?」とセンサーの基本的な扱いにも取り組みました。2学期からは出来ることの幅も広がり、身の回りに存在する仕組みをロボットで再現することに挑戦していきます。物の仕組みを身近に感じてもらいながら、自分たちにも作れてしまうんだという喜びを噛みしめてもらいたいと思います。
(プログラボ教育事業運営委員会 贄田晃有さん)