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2006年09月30日

今月の合格体験記

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 受験が終わり大学が決まった今、僕が思うことは「受験勉強は暗記を疎かにしてはいけない。」ということです。例えば,数学はひらめきが必要だとよく言われていますが、僕は、「ひらめく」というより「思い出す」というほうがしっくりしました。どんな人でも,はじめて見た問題を試験の制限時間内に解くことはできません。たぶん。前に解いたことのある同じ問題や似た問題を思い出して解答をつくっていかないといけません。1つの解き方を覚えたらそれに似た問題を解けるようになると思います。ただ、しっかりと解き方を理解していないと、見た目が似ていても内容が違う問題を解くときにごちゃごちゃになることがあるので注意しましょう。
 これと同じことが化学や物理にも言えると思います。生物はとってないのでわかりません。僕がクラブを引退してからしたことは、自分の苦手な問題がなんなのか模試の結果などを見て考え、解けなかった問題を一つひとつ解いていきました。なんどやってもできないものは、まったく同じ問題や類題を答えを覚えてしまうまでやりました。ここで大事なのは、一つひとつやっていくということだと思います。わからないことがたくさんあるとやる気にならないけど、一つひとつコツコツやっていればそのうちだいたいできるようになります。

 最後に、センター試験の最初の科目はすごく緊張するので覚悟しましょう。試験前はチョコレートがいいらしいです。


from H.O           
School of Engineering ,Osaka Prefecture University

2006年09月29日

東京の大学に行ってきました-上智・立教編(final)

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8月15日(火) テレビは,朝から小泉首相靖国参拝を報じていました。昨夜,タクシーの運転手から「周辺は警備が厳しいから,避けた方がいいですよ。法政大学?あぁ,そのあたりなら大丈夫ですよ。」と聞いてはいたのですが,やはり避けて,上智大学に行くことにしました。
 9時半,南青山のホテルを出て,地下鉄の方へ歩いていき,ひとまず荷物をロッカーに預けるために東京駅へ向かいました。途中,どの駅も駅員総出で警戒に当たっているらしく,駅員以外の警備員も立っていて,一々行き先を聞かれ,物々しかったですね。
 JR東京→中央線→「四ッ谷」下車。改札を出て,階段を上がると,ビルの最上階に「上智大学」の文字が見えます。それを目指して,川の土手沿いに歩いていくと,正門に辿り着きます。簡単です。
jochi.JPG 構内にはいると,結構学生に出会いました。驚いたのは(この日だけのことなのか,それとも普段からそうなのか),皆,英語をしゃべりながら歩いてくるんですよ。えっ?日本人じゃないの?いえいえ,日本人なんですけどね,アジア系留学生と一緒に歩いているんですよ。ほんとに,嘘じゃなく。向こうから歩いてくる学生,皆,英語でしゃべってましたよ。英語をしゃべることがこんなに日常化しているなんて,ちょっと驚きです。
 でも,この4日間,地下鉄やJR等であちこち移動しましたが,確かに外国人が多かったですね。1車両に平均7,8人は乗ってましたよ。しかも南米系が多かった。この現実を見て,東京はほんとうに国際化して行ってると思いました。お題目じゃなくて,身近な問題として進行中ですよ,国際化が。だから,国際理解は急務です。実感としてそう思います。
 肝心の構内は,いたって手狭です。しかし,教会が隣接し,ミッション系の雰囲気が十分に感じられました。

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rikkyo1_1.jpg 最後は,立教大学です。JR池袋駅西口から東京芸術劇場の前を通り,真っ直ぐ歩いていくと,塀と柵に囲まれたキャンパスが見えてきます。あいにく工事中でしたので,あの,ツタにおおわれた赤レンガのモリス館を通って中にはいることはできませんでした。
 立教大学は,明治学院大学と同様,築地にあった外国人居留地から出発したミッション系の大学です。(因みに,居留地ではありませんが,同じ築地明石町にあった中津藩屋敷内で福沢諭吉が蘭学塾を開いています。)
rikkyo2_2.jpg 多くの学校がそうであったように,アメリカから派遣された宣教師たちは,国粋思想など幾多の困難を乗り越え,布教活動に努め,学校を守ってきました。立教大学が”自由の学府"と呼ばれるのは,そういった歴史の中で培われたものなのでしょう。校舎をおおうツタは艱難辛苦を乗り越え重ねた年月の重みを感じます。そのためか,他の大学のような派手さは全くありません。キャンパスが手狭なこともあってか,こぢんまりとまとまっているように思います。新しい校舎群もほとんどはレンガ色に統一され,落ち着いた雰囲気があります。”東京”というイメージからすれば,中には物足りなさを感じる学生もいるかもしれませんが,多くの学生の顔は立教であることを誇らしく思っているように見えました。
 
まとめ ────────────────────────────────────────── 
 今回,首都圏6つの学校を見て回り,情報化が進んだ大学では,キャンパスがどこにあっても,研究する上では大きな差はないだろうと思いました。じゃぁ,学生は同質かと言えば,そうではありません。やはり,それぞれの大学の校風を背負っています。大学選びが大切なのはそこだと思います。
 それからもう一つ。やっぱり,「首都・東京」という地域の特性を無視することはできないなぁと思いました。意識せずとも,世界と繋がっている気になります。これって,結構,大きな違い,ですよね。

2006年09月28日

東京の大学に行ってきました・一橋大学編(オマケ付き)

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hitotsubashi5.JPG今度は一橋に行きますよ。東横線で渋谷に戻り→JR山手線→「新宿」→JR中央線→「国立(くにたち)」。国立市は,西武グループ創業者・堤康二郎が一橋大学(当時は東京商科大学)・国立音楽大学の誘致に成功し,「田園都市」から「学園都市」構想に切り替えて発展してきた街で,駅やロータリーもその構想の中でできたものです。いわば一橋大学のために駅ができ,ロータリーができた。駅から1kmにわたって真っ直ぐ伸びる50m道路もしかり。元は軽井沢と結ぶ滑走路だったそうです。両側に約200本の桜の木が植えられ,銀杏並木やイルミネーションもつけられていて,「新東京百景」や「環境色彩10選」,「新・東京街路樹10景」,「新・日本街路樹100景」にも選ばれてるそうです。
hitotsubashi3.JPG この道沿いに5分も歩くと,道路を挟んで左右に門が見えてきます。駅から見て,右側が西キャンパス,左側が東キャンパスです。中にはいると,木々の中にロマネスク様式の建物が点在しています。 図書館に通じる通路には,秋の学園祭に向けた立看がはられ,参加を呼びかけていました。図書館の中に入りたかったのですが,残念ながら部外者はダメでした。その代わり,図書館入り口横にあった資料室で「大学沿革」を見ることができました。それによると,発端は,1875年(明治8年),初代米国代理公使をつとめた森有礼が東京銀座に開設した「商業講習所」で,後に東京会議所・渋沢栄一などの協力を得て正式に認可され,1885年(明治18年)文部省に移管,1949(昭和24)年,東京商科大学を改組して一橋大学と改称し,現在の,法学・社会・経済・商学部計4学部からなる大学へと至っています。
hitotsubashi1.JPG 図書館を出ると,夏休みの夕方5時過ぎ,やや涼しくなったキャンパスで,学生たちが自転車から降りてのんびり語り合ったりしていました。また,クラブ帰りの学生でしょうか,自転車で校門の方に向かっていました。なるほど,自転車がよく似合っています。


dotole.JPG 駅に向かう帰り,紀伊国屋のスーパーで飲み物を買い,ドトールでコーヒーを飲んで暫く学生気分に浸っていました。(最後の写真は,ここだけの特別サービス版。配布する冊子にはありません)


2006年09月27日

東京の大学に行ってきました-早稲田・慶応編

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waseda.JPG続いて,早稲田に行きます。京王井の頭線「駒場東大前」→「渋谷」JR山手線に乗り換えて→「高田馬場」駅下車。都バス「早稲田正門」行き下車すぐ。徒歩で行く方法もありますが,敢えてバスで行ってみました。大学までの通り「早稲田通り」は近づくにつれ,何となく学生街らしい雰囲気が見えてきます。大学はかわいがられているようです。早稲田の強みってこういう所なんでしょうね。集団事件で,暫く汚れたイメージがありましたが,ここにきて,あの,ハンカチ王子が進学すると有力視されてから元気が出てきたような気がします。昨年は「ドラゴン桜」,今年はひょっとして「ハンカチ王子」で早稲田のひとり勝ちかな?
 さて,バスを降りたロータリーはきれいに整備されていて,写真でよく見かける大隈講堂やリーガロイヤルホテルがあります。
 中に入りましょう。えっ~と入り口はどこ・・・・・・?門柱や門扉がありません。階段になっているだけで,守衛さんもいません(ただし,隣の南門にはいます)。「無門の門」っていうんだそうです。社会に開かれた大学をと言う創立者・大隈重信の開放性を表したものなんだそうです。そう言えば,東大には大きな門がありましたね。対照的です。
 坂を登っていくと,正面に大隈重信像が見えます。坂の方からは後ろ向きですので,写真を撮るときは向こうに回って撮りましょう。左右には法学部・商学部・政治経済学部・社会科学部などなど,校舎が所狭しと立ち並び,意外に狭いです。広々としたキャンパスを期待している人には少しかわいそうかな?と思います。でも,各学部棟の掲示板に張り出されたものの内容は,昔と変わらず,早稲田の伝統-リベラルな校風は生きていると感じました。物理的空間は狭いかもしれませんが,精神的には広大な余地を持っていると感じました。
 waseda_musium.jpg教育学部棟を抜けると,演劇博物館があります。正式には「早稲田大学坪内博士記念演劇博物館」。坪内逍遙博士の古稀(70歳)の祝いと、「シェークスピヤ全集」全40巻の翻訳完成記念に設立されたもので,日本国内・世界各地の演劇・映像関係の資料を揃えています。外観は,16世紀イギリスの劇場「フォーチュン座」を模して設計され,正面にある張り出しは舞台になっており、入り口はその左右にあります。
 政治経済学部の前を通って正門を出て,大学生協で何かグッズをと思いましたが,残念ながらお盆休みで締まっていて,バス停の方に歩いていたところ,ロータリーの向かい側に渋谷行きのバスが停車しているのに気づき,発車しそうだったので,そのまま飛び乗って帰りました。途中,東京女子医科大学前を通り,国立競技場→神宮外苑→原宿→代々木競技場前を通り,ちょっとした観光気分でした。終点渋谷駅は,原宿もそうでしたが,大変な人出で,しかも若者がほとんど。109とか,このあたりには話題の店が多いからかもしれません。おしゃれな面を持つ渋谷ですが,一方で,ハチ公前のような,雑多な面もあります。ちょうど,京橋と梅田を足して2で割ったような所と思えば当たっているかも。



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8月14日(月) この日,クレーン船による送電線切断事故のため,東京は停電が起きました。地下鉄が止まり,信号がつかないために混乱が続いたそうですが,港区は全然大丈夫でした。予定通り9時半にホテルを出て地下鉄の駅に向かいました。ダイヤが遅れてるとは言ってましたが,その割に頻繁に電車が来るので,どこがどう遅れているのか意味不明です。
keio.jpg昨日と違って,平日の月曜日ですから,通勤の人で車内は混んでいました。東京メトロ「表参道」日比谷線→「日比谷」都営地下鉄三田線に乗り換え→「三田」駅で下車。260円。でっかいNEC本社ビルの周りを回って大通りに出ると,写真の通りの煉瓦造りの建物が見えます。道路に面したあの建物は,そびえ立っていて,まるで壁のようでした。あいにく門は締まっていましたので,ぐるっと回って正門の方から入りました。ここは三田キャンパス。文学部・経済学部・商学部・法学部があります。門に面した南校舎をくぐると,中庭に出ます。残念ながら早稲田や東大に比べると,全然広くないですね。トイレを借りるために第1校舎の中に入りましたが,教室はまるで高校の教室と一緒。生徒机があって,黒板があって・・・・。トイレは立派でした。意外に質素ですよね。でも,新しい建物の大学院棟はさすがに大学らしく立派でした。同志社のメディアセンターはここを真似たかと思うほどです。
 それでも,全体としてはちょっと期待はずれでしたので,それじゃぁ,日吉キャンパスの方に行ってみようということになり,JR田町駅まで歩いて,そこからJR渋谷駅→東急東横線→「日吉駅」下車。途中,「代官山」駅。あぁ,ここかぁ。代官山って。渋谷の隣だったんだ。それから「学芸大学」→「都立大学」→「自由が丘」→「田園調布」。ふ~ん。
hiyoshi.jpg 日吉の駅を降りると,道路を挟んで慶應の正門があります。大学へ向かう人が多いので不思議に思ってましたが,通信制のスクーリングがある日で,皆さん昼からの授業に出るためだったようです。
 SFC以外の入学者は,1回生・2回生をここで過ごします。緑豊かで,広々としていて,まさに大学らしい雰囲気があり,大学生活を満喫できるでしょう。食堂も大きかったし,施設も立派です。特に2002年に立てられた研究棟「来往舎」は,全面ガラス張りで,中は7階最上階まで吹き抜けになっています。大変贅沢で未来的な造りでした。これには感心しました。多分,どこよりも優れていて,慶大生は自慢できるのではないでしょうか。

2006年09月26日

東京の大学に行ってきました-東京大学編

「颯」の特集2-「東京の大学に行ってきました」。

多くの高3諸君は,夏休み中,ただただ,ひたすら勉強に明け暮れていたと思います。私も,勉強・・・ではありませんが,夏休み中,東京の大学を訪ねて回りました。ちょうどお盆前(土・日)でしたので,オープンキャンパスもなく,学生の姿もほとんど見かけず,普段のキャンパスの様子をうかがい知ることはできませんでしたが,それでもそれぞれの大学がもつ空気の違いは感じ取ることができました。誌面上ですが,さぁ,憧れのあの大学へ行ってみましょう。


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8月13日(日) 朝9時,南青山の宿を出て東京メトロ「表参道」から半蔵門線で「永田町」→南北線「東大前」下車。運賃190円。そうそう,これからすべて電車で移動しますから,切符より「メトロカード(大阪地下鉄のレインボーカード,スルッと関西みたいなもの)」を買っておいたほうがいいですよ。
 駅名の通り,降りればすぐ本郷のキャンパスです。塀伝いに歩いていくと(これが結構長い),農学部正門が左手に見えますが,ここから入らずに,交差点をすぎ,さらに塀伝いに歩いて正門に着きます。門の左手に恰幅(かっぷく)のいい守衛さんが立っていますので,用件を伝えて中に入りましょう。さすがに日曜日,学生の姿はなく,朝の散歩なんでしょうか,犬を連れたおじさんが歩いているだけでした。
hongo.JPG 大きく真っ直ぐ伸びたいちょう並木に隠れるように法文館の建物が建っています。1935年に建てられた古い建物ですが,威厳が感じられます。さすが東大,ですよね。
 正面に安田講堂が見えてきました。1969年(昭和44年)1月18日、19日に、全学共闘会議(全共闘)と機動隊の攻防があった場所です。生徒諸君が生まれる前の話。この年,東大入試はなくなり,京大に行った人,浪人した人,様々でした。私はそのとき高校1年。授業中に先生がその話をされたのを憶えています。そして,2年になった途端,それまで丸刈りだった校則が,自由になり,自由化の風を感じ取ったものでした。あれから37年,経ったんですね。

 さて,キャンパスはなかなか広いので,次に行きましょう。右に曲がって坂を登っていくと,ひときわ大きな銅像が見えます。「濱尾新(はまおあらた)像」。東大創生記に活躍した,総長を2回も務めたことのある大人物です。sanshiro.jpg それを過ぎると,樹木がうっそうと生い茂った,有名な三四郎池(夏目漱石『三四郎』は、ここを舞台としたため、こう呼ばれるようになった)が見えます。小道がありますので,少し降りてみましょう。あらら,池は意外に汚れていて,大きな泥亀が泳いでいます。ベンチもありますが,蚊が多くて,じっと座って・・・と言うわけにはいきません。



 次へ行きましょう。池の反対側に出ると,真っ白なタイル壁の体育館が見えます。
正式には「御殿下記念館」といい,「御殿(本部のこと)」のふもとににあったためこの名がついたとか。皇室とはまったく関係がない。半地下になっていて,外から除くと,中で練習しているのがみえました
 さらに真っ直ぐ行くと,医学部本館前に出ます。そうか,ここが紛争の震源地か。講堂まで意外に近い。
akamon.jpg 左に折れると,経済学部の棟があり,ぐるっと回って,赤門に出ます。東大キャンパスは元は加賀藩屋敷跡。将軍家から妻を迎えるために建てたのがこの赤門でした。ここで記念写真を撮る人が多いですね。
 実は20年前にもここにきたことがありましてね,そのときは,この赤門の右手に,キャンパスグッズを集めたショップがありました。今はもうありません。
 どうでした?思った以上に広いですよね。調べてみると,40万㎡ もあるんだそうですよ。都心なのにこんな広い場所があるんですね。それから,建物は古いのですが,やはり中の学生に合わせて変わっていってます。そう言う意味で,東大も特別な大学ではなく,「東京にある国立大学」の一つなのです。だから,あまり特別視する必要もないと思います。
 暑い中,結構長く歩きましたから疲れましたね。それじゃぁ・・・・駒場の方に行きましょう(おい,休まないのかよぉ)。
komaba.JPG そうしたら,もう一度地下鉄に乗って,南北線「東大前」→「永田町」半蔵門線に乗り換えて→「渋谷」,京王井の頭線→「駒場東大前」下車。ホント,改札でて階段降りたら,目の前に正門がありました(もう気がつきましたか?ホームページ「進路のへや」の写真は東大だったんです)。
見学にきたことを伝えて中に入ると,中は本郷とは全く趣が違い,いたって平凡。国立大学ならだいたい似たり寄ったりの,あの雰囲気そのものでした。やはり,学生の姿はなく,時折,見学にきている高校生らしき女の子2人組に会っただけでした。

2006年09月25日

「颯」(進路便り)20号,配布前に特別公開

ほぼ1月に1号の割合で進路便り「颯(さつ)」を配布しています。勉強の仕方,大学紹介,入試の最新情報,合格体験記等々,そのとき,そのときの状況に合わせた記事を渾身の力を込めて書き,配布しています。いつもは,冊子にして配っていますが,この「進路のへや」においでくださった皆様に特別に,誰よりも早くお届けします。ただ,全部(28ページあります)を一挙に公開しますと,大変重いファイルですので,表示に時間がかかります。そこで,トピックごとに分けて公開していきます(決して,出し惜しみしているのではありません)。なお,お使いのフォントの種類によっては正しく表示されない場合がありますので,ご了承ください(本物は,結構,いいんですよ)。
表紙はこちらです。

今回の特集1は,「これが後期からの合格パーフェクトプラン!」。高3生にとっては,これからAO入試,公募推薦入試等があるなか,センター試験に向かってどう勉強を進めていけばいいか悩むところです。一つのやり方を紹介しました。
「これが後期からの合格パーフェクトプラン!」


2006年09月22日

大学との連携講座

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  昨年度は大阪外国語大学で16名の生徒が,「国際関係学」「東アジア入門」など10科目をそれぞれ受講し,修了証を授与されました。これは,大学1回生向けの正規授業を高校生にも公開したもので,5限(16:30~18:00)または6限(18:10~19:40)を大学で受講するものです。本校としては,修了証を授与された生徒には1単位を認定しています。
  今年度も4月~7月まで,大阪外国語大学で6名,関西大学で6名の生徒が受講しました。
9月からは,関西学院大学で7名が学びます。
関西大学での受講科目は,社会学部の「マスコミュニケーション学」・文学部の「英語英文学」「心理学」です。6名全員修了証が授与されました。
以下は受講した生徒の感想です。
・大学の講義を実際に大学生と受けることができ,とても新鮮でした。そして,漠然としていた「大学生になること」への実感がわき,受験勉強へのやる気とつながり,よかったです。受講するまでは,受験勉強の負担となるのではないかと,不安もありましたが,そのようなことはまったくなく,逆によい刺激になりました。
・講義内容が深くて,英語でも1人の先生からだけでなく,数人の先生から様々な分野を学べるので,知識が増え楽しく受講できました。大学生の方は真面目で授業中の雰囲気もよく,私たちにも優しく接してくれる人が多かったです。図書館の利用も認められ,その広さと本の多さに驚きました。

2006年09月19日

昼休みの進路指導室

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昼休みと放課後に時間を決めて開室しています。写真は今日の昼休みの様子です。
 過去の年度の赤本は、貸し出し可能です。その中には東大,京大,阪大をはじめ、国公立,私学を問わず多くの大学のものを揃えています。〔写真1枚め〕
 資料の中には、大学の入試資料だけでは把握しにくい、面接や実技について等、過去の受験生の体験や内容を書いてもらって、閲覧出来るようにしています。〔写真2枚め〕
 廊下には、予備校などから送られた受験資料や講習の案内、持ち帰ってもよい願書などを並べているので、自由に持ち帰れます。〔写真3枚め〕
 受験一色で疲れたら、不安や悩みを分かち合えるソファーもあり、つかの間のオアシスとして活用している生徒もいます。〔写真4枚め〕
 進路指導室と言えば堅苦しいイメージがあるかも知れませんが、うちは全くそんなことはありません。金魚もいますし、気軽に部屋に入ってきて色んな話をしています。その中で、一人でも多くの生徒が自分の進む道を見つけてくれれば、と願い、スタッフ一同笑顔を絶やさず、誠意を持って対応しています。生徒の皆さん、学年を問わず是非来てください。何かが見つかるかも知れませんよ!(^^)!

2006年09月16日

卒業生が訪問

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 昨年度卒業されたDさんとFさん。大学生活についてお話してくれました。
 指定校推薦で進学したDさん。関西学院大学の文学部で心理学を専攻しています。彼女は、高3のこの時期、指定校推薦枠の表を見て、まさに自分が学びたいと思っている関西学院大学の心理学があるのを見つけ、校内出願し、校内選考、そして入試を経て、晴れて進学が決まりました。
 合格後は、進学予定先の当時2回生だった先輩に、心理学関係の本を紹介してもらって読んだり、興味のある英文にふれるなど、充実した生活ができたそうです。
 入学前から「研究室がすごい!」と聞いていましたが、実際「すごい!」そうです。何がすごいって、研究設備がすごい! 例えば、人間の視界を、眼球の形になったスクリーンに入って体験するとか、記憶についての実験とか、「大きさは違うが重さは同じ」を体験するとか…。これらは、4回生の卒論の被験者として受けて、色んな質問事項に答えるというものだそうです。
 Fさんは、一般入試一本で関西学院大学法学部法学科に合格しました。高3の秋まで国公立をねらっていて、理数系にも力を入れていましたが、オープンキャンパスに行ったり(関学しか行かなかったそうですが)、情報として、Law Schoolが充実しているということ等を聞いて、関学受験を決めました。Ⅰ類クラスに所属していたので、クラスのムードは最後まで緊張していてよかったようです。それでも、少しは焦りも感じ、「落ちるわけにはいかん!」と思っていたそうです。
 現在、大学では実務的な講義が充実しているのだそうです。刑法、民法、憲法の初歩を学んでいますが、講義者は現職の弁護士などで、自分の経験や、ある事件を取り上げての適応について等、かなり興味のツボをくすぐっているようです。
 2人も違った入試方法で入学しましたが、彼女たちの周りには、3浪して入った人や、社会人、定年をむかえられたであろう年配の方等、本当に色んな経験を持った人がいます。そんな彼ら・彼女たちから、学ぶことに対する執念や、意志の強さ、そしてやはり人生の先輩として多くのことを学び、多くのことに気づかされるんだそうです。2人の今後が楽しみです。
 Dさん、Fさん、楽しいお話をありがとう。また遊びに来てくださいね。
 

2006年09月14日

進路の金魚

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 2004年秋から進路指導室のアイドルとしてかわいがられています。かわいらしい金魚のちょこちょこした泳ぎはずっと見ていても飽きることなく、また、水の流れる音も、この部屋を訪れる人たちの心を癒してくれます。中には全然気づいていない生徒もいますが、えさをやりたがったり、昼休みには金魚に挨拶をしに来る生徒もいました。(現在金魚はダイエット中で、えさやりはスタッフだけに限ります…)その「えさ」ですが、体の色が赤くなる成分の含まれているものを与えています。金魚の体が赤く染まる頃、高3は卒業でしょうか。受験生諸君、がんばれ(^_^)v

2006年09月13日

指定校推薦

 昨日より、指定校推薦入試の校内出願が始まりました。
 主な大学、学部は、下記の通りです。

指定校推薦のファイルです。ここをクリックして下さい。

2006年09月12日

職業人インタビュー

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 「職業人インタビュー」とは、中学3年生の進路学習の一環として実施しているものです。
 これは、生徒たちが4~5人のグループで、自分達で将来考えている職業を選び、職業人の方に直接アポイントを取って、職場を訪問し、インタビューをするものです。
 インタビューの内容は、今している仕事の内容や、職業選択のきっかけ、今の仕事の魅力や苦労すること、その仕事に必要な資格,技能,経験について、社会人としての心構え、中高生の時にしておくとよいこと等…自分たちで積極的に考え、失礼の無いよう、誠意を持ってインタビューしてきたことと思います。
 今回は、下記の25種類の職業にインタビューをお願いしました。
 ・ホテルマン  ・ブライダルコンダクター  ・フロントクローク  ・音楽家  ・演出家 ・舞台装置デザイナー  ・舞台女優  ・ステージスタッフ  ・CGデザイナー  ・医師 ・看護師  ・薬剤師  ・栄養士  ・作業療法士  ・獣医  ・毎日放送  ・インターネットビジネス  ・樹木医  ・スポーツインストラクター  ・空港関係  ・美容師  ・パン屋  ・アナウンサー ・中学校教師  ・小学校教師
 インタビュー先としては、宝塚武庫川ロータリーの社会奉仕委員会の方々をはじめ、保護者、卒業生の方々のご協力を得ました。お世話になった多くの職業人の皆様、ありがとうございました。
 (写真は、毎日放送に行った生徒の様子です。)

2006年09月08日

高校進路データ

5年間の進路データです。

進路データです。ここをクリックして下さい。

2006年09月07日

進路情報

過去5年間の大学合格者です。ここをクリックして下さい。