世の中は大型連休らしいですが…
いつもと同じように一日が過ぎていきます。朝礼前に「朝の新聞学習」に取り組み、午前中4時間授業を受けて、ようやくホッと一息。みんなで食事を取りながら、ワイワイと話をするのが息抜きになっています。
なお、明日は土曜日ですが、いつも通り授業はあります。
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いつもと同じように一日が過ぎていきます。朝礼前に「朝の新聞学習」に取り組み、午前中4時間授業を受けて、ようやくホッと一息。みんなで食事を取りながら、ワイワイと話をするのが息抜きになっています。
なお、明日は土曜日ですが、いつも通り授業はあります。
今週末5月1日(土)に大阪大学総合学術博物館で、「司馬遼太郎と適塾のあった大坂」というタイトルのミュージアムレクチャーがおこなわれます。講師は司馬遼太郎記念館館長の上村洋行さんです。授業がある日ですが、14:00~15:30ですので、間に合うと思います。参加登録は不要で、30分前から受付を開始するそうです。詳細はリンクを貼っておきますのでそちらを見てください。ここをクリック
ちょうど、大阪大学では明日と明後日に「いちょう祭」もおこなわれます。学内の施設を開放していたり、講演会などのイベントを企画しているようですので、あわせて足を運んではいかがでしょうか。
なお、選抜特進コースは5月10日に大阪大学見学ツアーを実施します。こちらは卒業生の話を聴いて身近に感じてもらうことが目的で企画していますので、1日に訪れても内容は重複しません。
午前中は健康診断や体力測定をおこないました。けっこう早く終わらせることができたので、体育大会の準備を進めたクラスも多かったようです。
午後は学園講堂でオリエンテーションの一環として、「食育講座」(30分),「薬物の危険性について」(15分),「インターネット利用の問題点」(15分),「服育講座」(30分)を実施しました。ちょっと新学期からの疲れがたまっているところに、午後からの講座なので心配しましたが、薬物やネットの危険性は身近な問題であるという意識も強いのか、しっかりと聴いてくれました。服育講座では高1の生徒2名が制服のモデルもつとめてくれました。
一緒に参加していただきました保護者のみなさま、ありがとうございました。
午後からの天候が心配でしたが、それほど崩れなくてよかったです。5限の授業参観には多数参加していただき、ありがとうございました。生徒は高校での生活に慣れていないところも見受けられますが、連休で一息ついて、また頑張ってもらおうと考えています。
PTA総会は6限(14:10)から学園講堂でおこないます。欠席される場合は生徒を通じて委任状を提出してください。PTA委員さんはその後、その場で第1回の委員会をあわせておこないます。
それに伴い、5限に授業参観を実施します。高校校舎の見学も兼ねておりますので、お時間の許す限り、ご参加下さい。高校1年は全クラス、高校校舎5Fの教室で授業をおこないます。
A組 数学A B組 英語Ⅰ C組 数学A
D組 世界史 E組 現代文 F組 英語Ⅰ
Albert Claude 1974年ノーベル生理学・医学賞受賞
土曜日の授業では、「細胞分画法 Cell fractionation」 について説明しました。この方法は、1930年にアルバート・クラウデによって考案されました。細胞膜が壊れて内容物が溶出するように細胞を破砕し、ろ過して細胞膜を取り除き、質量によって分画されるように遠心分離に供するというものです。クラウデは遠心で得られた液を特定の質量ごとの分画に分け、特定の分画が特定の細胞小器官を含んでいることを発見しました。細胞の構造と機能に関する発見によって、1974年にクリスチャン・ド・デューブらと共にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
高1・高2の特進コースを対象に社会科視聴覚教室で、説明会をおこないました。高校1年生やその保護者の方が20組程度来られました。7月19日に日本を発ち、ニュージーランドで一ヶ月ホームステイをしながら、ワイカト大学で82時間の授業を受けるプログラムについて説明をさせていただきました。参加申し込みは5月11日までに担任を通じて書類を提出することになっています。
Niels Henrik David Bohr 1922年ノーベル物理学賞受賞
原子の構造や電子配置について説明しました。分かりにくくて質問が出ていたのは、M殻に収容できる電子数は18なのに、なぜ8個で閉殻構造になるのかという点でした。高校化学では副殻軌道(オービタル)までは扱わないので、「最外殻は8個」と覚えるように言いましたが、気になる人のために説明です。
K殻,L殻,M殻は主殻とよばれる電子殻です。主殻に収容される電子の最大数は2n2で示されますから、M殻は18個ということになります。主殻の中には副殻軌道があり、M殻にはs, p, dの3つの副殻軌道に分けることができます。原子番号18のArでは、M殻のs, p軌道の8個は満たされています。この次に電子が入りやすいのは、M殻のd軌道ではなく、N殻のs軌道なので、原子番号19のKではN殻に1個追加されます。
数学は基本的な内容の復習から入ったようです。徐々に進度が速くなるので、気を緩めてはいけません。7限の後の90分講座ですが、最後まで集中して取り組めたようです。
体育館で6学年全てが集合して、生徒会役員の認証式と生徒総会をおこないました。その後、各クラスに戻り、教室で各種委員に承認証とバッチを渡しました。すでに体育大会の準備に向け、いろいろな活動を始めています。また、厚生委員,美化委員,図書委員などは当番もあるので、責任感が養われるものと期待しています。
先週に実施した選抜特進対象のパワーアップゼミ開講式に引き続き、特進Ⅰ・特進Ⅱ対象のブラッシュアップゼミ開講式がおこなわれました。授業を消化してなお余裕のある生徒を対象に考えていたので、応募した人数の多さには正直驚いていますが、前向きな姿勢を評価したいと思います。講座が始まれば思った以上にハードな内容になると思いますが、選抜特進の生徒と同様に、より高みを目指して頑張ってくれるものと期待しています。進路のへやにその様子がアップされているので、リンクを貼っておきます。
化学が生活に密接に関連していることを話しましたが、ちょうどそれに沿った内容の本が出版されましたので、授業中に紹介しました。日本化学会が編集した「感動する化学 未来をひらく化学の世界」です。東京書籍から出版されています。10章立てで86の話題を紹介しています。理系の進路を考えている人だけではなく、化学の教科書の構成に合わせているので、高校化学を学んでいるすべての生徒にお勧めです。
第1章 物質の構造,第2章 物質の状態,第3章 物質の変化,第4章 高分子・有機材料,第5章 無機・セラミック材料,第6章 電子情報材料,第7章 食品の化学,第8章 衣料の化学,第9章 生命の化学,第10章 環境とエネルギー
ISBN : 9784487804092
ご案内を特進Ⅰ・特進Ⅱクラスで配布しました。説明会を24日(土)におこないます。55期は中学3年生でのカナダ研修が新型インフルエンザの影響で中止となりましたので、昨年度に行けなかった分、期待も大きいのではないでしょうか。説明会に参加を希望する場合は、準備の都合で事前に申し込みが必要です。
高校校舎1Fの60(ろくまる)ホールでパワーアップゼミの開講式をおこないました。来週から週2回、数学と英語の講座が始まります。冒頭に教頭から講座について説明があった後、実際に講義をおこなう担当者が受講についての心構えを話しました。
週2回18:00まで、90分間の講座を年間23回ずつおこないます。講義を受ける時間だけではなく、予習・復習の時間も必要になりますから、毎日の時間の使い方が大切になると思います。初回は来週火曜日20日の英語です。しっかりと取り組んで欲しいと思います。
午後からはクラスで個人面談の資料を記入し、それぞれの状況を自己分析してもらいました。最後に閉舎式に臨む頃には、開舎式のときよりも一層高校生らしくなっていたように思います。
明日から早速授業が始まります。選抜特進コースはパワーアップゼミの開講式も予定しています。しっかりと自分の夢に向かって、日々の活動に取り組んでもらいたいと思います。16時30分頃までにはすべてのクラスが学校で解散しました。今日はゆっくりと過ごして、明日から元気に登校してください。
2日目の朝のようすです。思った以上に気温が低くて、すっきりと目は覚めたようです。散策の途中で渡った吊り橋が揺れて、怖かったかもしれませんね。今後募集が始まる高大連携講座の説明には、興味を持って聴けたようです。午前中はコース別に分かれて、教科別の学習方法をレクチャーしました。
夕食と入浴のあとは、私服に着替えて、もう2コマ講座を受けました。学年で朝礼時に取り組む新聞学習や英単語テストについて説明を聞きました。英単語テストについては、明日の科目別講座のときに実際に試験が行われることが発表されて、悲鳴のような声が上がっていました。中学校の範囲なのですが、どうなりますやら…。学年で終礼をおこなって、今はぐっすりとお休みです。
クラスでの活動もありました。クラス内の人間関係の構築が共通テーマだったのですが、担任それぞれが独自の手法で自己紹介をおこなったようです。ただ、どのクラスも生徒間の距離がグッと近くなったように思います。教室で落ち着いて学習できる環境がないと、学力は向上しませんから、大切な時間だったと考えています。
また、コース別に進路講演として、「進路実現のために」というテーマで、進路指導部長から話をしました。入学したての今なぜ大学のことを考えなければならないのか、どのような基準で大学を考えればよいのか、合理的に学習するにはどうすればよいのかなどを、聴いているうちに、より主体的に、積極的に学習へ取り組もうとする方向へ気持ちが変わっていったように思います。
昼食後はコース別、あるいは中入生と高入生に分かれて、5種類のレクチャーを受けてもらいました。愛校心を芽生えさせることを目的として、学園歌を練習したり、雲雀丘学園の精神を聴いたりしました。基本的な学習姿勢を身につけることを目的として、スタディチャージに取り組んだり、古典文法の講義を受けたりもしました。高校生の心構えを話した講座もあります。引率者が分担して、いろいろな角度からオリエンテーションをおこないました。
気温は少し低めでしたが、天候は回復したこともあって、集合はスムーズでした。その結果、予定よりも少し早く出発し、宿舎に入ることができました。開舎式をおこなったのち、学校長による全体講演「これからの社会で求められる人材」からオリエンテーション合宿が始まりました。講演内容は今日の校長通信を参照してください。社会が大きく変化し、グローバル化も進んでいく中で、どのような人材が求められているかを知り、人間力や人格を磨いていくことが大切であるという話に、高校生としての課題を感じてくれたようでした。
明日から高校1年(55期)は、たつの市へオリエンテーション合宿に出かけます。今日の終礼でしおりを配布し、簡単に準備についての説明をしました。1泊2日ですし、特別に用意するものもないので、荷物も少ないと思います。学校から積み込みますので、持ってくる教材も特にはありません。カバンは自由ですが、キャリーバッグなど大きなものは遠慮してください。
学校帰着は明後日15日(木)16時30分頃を予定しています。代休などは設定せず、翌日から平常通りの授業を実施します。体調を整えて、現地での活動に参加してもらえればと考えています。現地の様子はこのBLOGへアップする予定です。
今日は化学の最初の授業でした。授業での冒頭の質問が「なぜ化学を学ぶのか」でしたね。
私たちの身のまわりで、化学という学問・研究分野で得られた知見や技術が利用されているからです。化学は生活に直結した実用的な学問であるということもできます。顔料や染料は彩り豊かな生活をもたらしましたし、医薬品や殺菌剤は病気の脅威から私たちを守ってくれます。合成繊維やプラスチックなどの素材は身のまわりにあふれています。農薬や化学肥料がなければ食糧問題は解決しなかったでしょう。便利で豊かな生活を享受できるのは、化学を含めた科学技術の発展のおかげであると言えます。
ただ、問題がないわけではありません。科学技術の利用は地球環境や人間自身に負荷をかけているという側面もあるのです。21世紀を生きていく君たちは、将来に向けて科学技術をどのように使うかを考える必要性に迫られています。グリーン・サスティナブル・ケミストリー(GSC)という概念も生まれてきていますが、その話はいずれまた。
今日から授業が始まりましたので、1限の各クラスの状況を見て回りました。写真は両端のクラスの授業風景です。表情は柔らかいものの、まだまだ緊張している様子が伝わってきました。高校1年生はすべてのクラスが7限まで授業をおこないましたので、終礼の頃には口数も少なくなっていました。高入生は重い足取りで8限の古文補習を受けに行きました。お疲れさま。慣れるまで、もうしばらくはこの状況が続くんでしょうね。
「スタディーサポート」は現在の学力面や学習生活面で自分は何をすべきなのかを明確にし、今後の課題と目標を決定するために採用している教材です。
Benesse マナビジョン スタディサポート
国語・英語・数学のテスト(マーク)で学力をチェックすると同時に、学習状況リサーチによって毎日の自宅学習状況や授業への取り組みについてもチェックすることができます。この時期に大切なことは、中学生から高校生への切り換えです。実施直後に問題冊子と解答解説を持って帰った理由は分かっていますか。学内の考査にせよ、学外模試にせよ、受けっぱなしでは効果がありません。感触が残っているうちに復習する姿勢を身につけてください。
今日は「教科書の日」だそうです。昨日は問題集や資料集などの副教材を10数冊持って帰ってもらいました。教科書や副教材にはすべて記名しておいてください。真っ新の教材はレディ・メイドの服のようなものです。みんな同じものを渡されている状態だと考えてください。オーダーメイドの服の方があなたにぴったり合うように、教材もあなたの状況に合わせて使い込んだほうが学習効率は上がります。教材をいかに使いこなすかが、学力向上には大切になってきます。
また、科目毎にノートを分ける必要があります。科目によっては、授業用と演習用のように複数のノートが必要になる場合もあります。時間割を見て、必要な冊数のノートを用意しておいてください。ルーズリーフで代用するのはお勧めできません。時系列での記録を残すためには綴じられたノートの方が優れているからです。そういえば「東大合格生のノートはかならず美しい」という本が話題になったことがありましたね。
今年度も選抜特進コースを対象とした「パワーアップゼミ」を開講します。火曜日に英語、木曜日に数学の講義を16:30~18:00の90分間実施します。全員参加ですので、授業と同じ扱いであるとお考えください。日程など詳細につきましては、本日プリントを配布しております。
在校生は今日から新学期がスタートです。5階の教室までは少し遠いですが、8時20分には自席で朝の活動を始めることにしています。今朝は読書タイムでした。読書は視野を拡げるという意味で身につけて欲しい習慣です。学年では今年度も読書の啓蒙活動に力を入れていくことにしています。
体育館で全学年一堂に会して、始業式と対面式を実施しました。そのあと、高校新校舎以外の校内を巡回し、教室へ戻って、自己紹介や委員・係決めなどの学級活動をおこないました。最後に副教材をたくさん配布して、今日の活動は終了しました。教科書や副教材,ノートの使い方は来週以降の授業の中で教科毎に指示します。教材についてはすべてクラス・番号・名前を記入しておくように指導しました。明日はスタディサポート(3教科)を実施します。春休みの課題も明日提出です。
新年度が始まりました。入学おめでとうございます。
55期生の門出を祝うような素晴らしい天気になりました。今日の日を節目に高校生としての自覚を持って、日々を過ごして欲しいと考えています。
入学式の様子はこちらをクリック
これからの3年間には辛いこと,苦しいことも含めていろいろなことがあるとは思いますが、クラスメイトと一緒に一つずつ乗り越えていきましょう。その経験の積み重ねがあなたを強く大きく成長させます。そのためにまず心掛けることは学校を欠席しない体調管理です。学習活動の充実は健康な生活を土台としています。明日からも元気に登校してください。
明日の午後から入学式をおこないます。(午前中は中学)
昨日は日差しも温かく、桜の花が風に舞う姿は絵に描いたようでした。(写真左)今日は少し気温も低めで、午前中はどんよりとしていますが、明日はまた入学式に相応しい天気に恵まれるようです。
入学式は正門を入ってすぐの学園講堂でおこないます。式後は写真撮影のため、中央棟や高校新校舎の玄関前へ移動します。メタセコイアの樹の根元のところに、中高の校是である「高志・自律・努力」が刻まれた石碑があるので、見ておいてください。(写真右)説明はオリエンテーションのときに担任からする予定です。
学園の創立の精神は「孝道」を根本義としています。学園の初代理事長・鳥井信治郎は「親孝行な人はどんなことでもりっぱにできます」が口ぐせでした。親は子の成長を願い、子は親に感謝し尊敬するという、人としての自然なこころ、これが基本となり、家庭の輪につながり、社会のために尽くす気持ちが湧き出ると考えています。
勉強だけできれば良いわけではありません。高校生として入学するからには、社会で役立つ人材となるべく、日々努力を積み重ねて、一回りも二回りも成長して欲しいですね。一緒に頑張りましょう。
新入生の皆さんは一番最初に高校新校舎に入ることになります。とても素敵な校舎ですから、学校に来るだけで楽しくなることでしょう。紹介を…と思ったら、すでに高校3年(53期)の方に4回シリーズで紹介されていました。リンクを貼っておきます。ぜひ、訪問してください。
新校舎、見てきました
ココが違うⅡ
ココが違うⅢ
ココが違うⅣ
イイ感じでしょう? 付け加えるなら、北側のBest Viewは4階の屋上庭園ですが、5階にある教室からの眺めは学校から南を一望できる一大パノラマです。遠くを眺めているだけで、気分が晴れ晴れとすると思いますよ。入学式をお楽しみに。
今週の木曜日、4月8日は入学式です。
点呼の際にお渡しした「入学のしおり」(緑色の小冊子)p5を参考に、入念に準備をして、新しい生活を円滑に始めて欲しいと思います。
最初が肝心です。
・12時45分~13時10分に学園講堂前で受付をおこないます。
保護者の方と一緒に遅れないように来てください。
新クラスは受付でお渡しする名簿で確認していただきます。
・制服・制カバンで登校してください。
服装については「入学のしおり」p13~p15を読んでください。
校章(高校)を付け忘れないように気をつけてください。
組章は入学式当日に渡します。
男子は式典用ネクタイ(えんじ無地・ワンポイント)を着用します。
・誓約書,生徒保健調査票,宿泊行事健康調査票を記入の上、
持参してください。
誓約書は生徒本人の署名だけではありません。早めに準備してください。
また、次の週に宿泊行事(オリエンテーション合宿)があります。
保健調査や健康調査は保護者の方が目を通してください。
・校内靴を忘れないように持参してください。
土足では高校新校舎にある教室へは入れません。
靴箱の配当は教室へ入る前にクラス担任が案内します。
教科書と一緒にお渡しした学園歌のCD、聴いていただけましたか。
もちろんオリエンテーションの一環として、歌唱指導を予定していますが、あらかじめ耳になじませておいてください。
写真の歌碑は高校新校舎の東端、ヒマラヤスギの根元にあります。
メタセコイア(学名:Metasequoia glyptostroboides)はスギ科メタセコイア属の針葉樹で、シンボルツリーとも言える存在です。高校新校舎建設にともなう移植で、枝を切り落としてしまったため、丸太のような姿になってしまっていますが、本来は天を突くような堂々とした立派な樹です。いずれは元の姿に戻って、校是である「高志」を連想させるようになってくれると期待しています。
さて、メタセコイアについても勉強しておいてください。1939年に日本で常緑種のセコイアに似た落葉種の植物遺体(化石の一種)が発見されました。発見者の三木茂博士により『メタセコイア』と命名され、1941年に学会へ発表されました。当初、「化石」として発見されたために絶滅した種とされていましたが、1945年に中国四川省に現存することが確認されたことから「生きている化石」とよばれるようになりました。その後、日本各地に植えられるようになりましたが、三木博士が直々に植えられたのが本学のメタセコイアだそうです。
4月になりました。入学式までちょうど1週間ですが、準備は進んでいますか。
校内では桜が綺麗に咲いていて、春らしい華やかなようすになっています。今年は開花も満開も例年より早かったようです。ところで花芽の準備はいつ始まったのか知っていますか。今咲いている桜の花芽は、前年の夏に形成されています。その後、休眠に入りますが、秋から冬にかけて一定期間、低温にさらされると休眠から覚めます。花芽は休眠から覚めた後、気温の上昇とともに生長し、今のような開花を迎えているのです。
君たちも桜のように早い時期から準備をして、やがては大きな花を咲かせてほしいと願っています。