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選考方法を知ろう4-総合型選抜②―

2020/05/26

大学入試

 大学入学共通テスト、総合型選抜入試①(総合型選抜に求められること)に続いて、今日は総合型選抜入試の選考方法をもう少し具体的に見ていきましょう。

[総合型選抜の様々な型]

 選考方法は大学ごとに様々ですが、国公立大学の場合、一次に書類審査、プレゼンテーションや口頭試験を含む面接や小論文といった内容が一般的です。一方、私立大学の場合、国公立大学と同様の内容に加え、スクーリング(授業参加型)やグループディスカッションなどを組み合わせることもあります。いずれにしても一次の書類審査で厳しく資質を判断し、二次に進める受験生を少数に絞る大学が多いため、しっかりとした対策が求められます。受験生にとっては、熱意を伝える機会があるのが有難いですし、合格するための機会が増えるチャンスでもあります。しかし、学力補強に費やす時間とそれ以外に求められるものへの準備の時間とのバランスを考えて臨む必要があります。高校1年生の時からしっかりオープンキャンパスに出かけ、新聞や本を読んで、将来追究していく学問分野について色々知っておくことが大事です。

 高校3年生は、担任の先生に受験の意向を早めに伝え、進路部に面接・小論文指導依頼をしておきましょう。依頼するには所定の申込書類がありますので、担任の先生に尋ねてください。進路部では、皆さんを応援し、説明会を実施したり、面接練習や小論文対策などの個人指導を行ったりしています。

【総合型選抜の選考方法の事例】

①事前対話型―出願前に事前面談・面接を実施する選考方法

②授業参加型―体験授業・体験入学などを主に選考する方法

③提出書類+面接型―書類審査と面接を実施する選考方法

④提出書類+実技型―書類審査と実技試験を行う選考方法。体育や音楽、美術、造形などの学部に見られます。

⑤提出書類+学科試験+面接型―書類審査と入学後に必要な学力を問う学科試験を行う選考方法。医学・薬学・理工系の学部に見られます。

⑥提出書類+小論文+面接型―学科試験の代わりに小論文を課して受験生の学力と学部への適性を判断する選考方法。

⑦二段階選抜型―一次に書類審査、二次に面接と二段階に分けて選考する方法。

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