進路の部屋
先輩はこうした-12-雲雀で描こう自分の未来ーLife Design Building at Hibari
2020/07/27
大まかに志望する学部や大学が決まったら、一度志望理由書を書いてみるのも、自己分析をするよい手段かもしれません。志望理由書を書くにつれて自分自身をより深く知ることができ、結果的に別の選択をして進学した先輩の体験記です。参考にしてください。
【熊本県立大学 環境共生学部】【一般入試】 (選抜特進 女子)
私は志望理由書を提出する必要があるAO入試と推薦入試を受験しました。志望理由を書く際、相手に自分の強みや志望理由を明確に伝えようとすることで自分のことをより深く考える必要があります。そして、自分が興味を持った理由やその学問での学びをどのように将来につなげていくかを完結にまとめなければなりません。また、学びたい学問を考えるうえで自分の将来像を明確にしなければなりませんでした。自分のことを見つめ直しながら志望理由書を書き進めていくことで、私の志望する学部や学科、将来取りたい資格は変化していきました。そこで初めて将来の夢を明確にしているつもりで、実際は上辺だけで物事を考えていたことを痛感させられました。結果はともに不合格でしたが、志望理由書を時間をかけて書くことは自分の将来を決めるうえでとても大切だったと考えます。
私の場合は志望理由書を書くという行為によって自分のことを改めて見つめ直す機会を得ることができました。また、学びたい学問についてのこだわりを発見することもできました。それらは、一般入試で受験する大学、学部、学科を決める際に非常に役に立ちました。自分のしたいことがより明確に決まっていてそれを自覚しているからこそ、大学を見つけるまでは大変でした。しかし、こだわりを持っているからこそ志望校を決めたあとは目標を見失うことなく頑張ることができました。ただ、もっと早くから自分自身のことを考える時間をとっていればよかったなあという後悔もあります。私自身目標が定まることで、困難により強い気持ちで挑むことができるようになりました。ライバルと差をつけるためにもそのような心持ちを早くから持つことは大切なことです。自分の気持ちと向き合う時間を確保するためにも努力は必要かもしれませんが、自分自身を知ることは様々なことにおいて大切な武器となります。後悔をできるだけ少なくするためにも、まずは自分自身と向き合うことから始めてみてください。