進路の部屋
先輩はこうした-18―雲雀で描こう自分の未来―Life Design Building at Hibari―
2020/09/17
合格体験記を紹介します。授業の受け方や小テスト、定期考査対策、受験勉強の計画の立て方など、先輩の学ぶ姿勢を参考にしてください。また、塾へ行くかどうか悩んでいる人の参考にもなるかもしれません。
【神戸大学 国際人間科学部】【一般入試】 (一貫選抜 女子)
わたしは、今まで一度も塾に行ったことがなく、すべて学校の勉強で合格することができました。ですから、塾に行かずに受験勉強をすることについてお話ししようと思います。
塾に行かない受験勉強のメリットのひとつは、学校の勉強に集中できるということです。ひばりの先生方は、とてもまめに小テストや教材を作って下さいます。ですから、小テストや定期テストの勉強をまじめにやっておくと、気づかないうちに基礎固めができます。特に、シス単、古文単語そして漢文の句法は、高1のころからしっかり覚えるべきです。わたしは二次試験の過去問を解くときにシス単を辞書の代わりとして使い、わからなかった単語は後ろの索引にマーカーを引いていました。もしわたしが塾に行っていたならば、このような勉強がおろそかになっていたことだろうと思います。
しかし、塾に行かないことには大きなデメリットもあります。それは、学習計画を自分でたてなければいけないということです。塾に行っていると、だいたい何月からセンターの勉強、二次試験の勉強といった計画を立ててくれます。けれども、わたしはそれらをすべて自分で決めなければならなかったため、このペースでいいのかと不安になることがありました。また、わたしはギターマンドリン部に所属していたため、引退が他の人よりずいぶん遅く、計画的に勉強しないと追いつかないという焦りもありました。そんなときは、模試の解答解説の前の部分に書いてある、次の模試までの学習アドバイスを参考に計画を立てていきました。
わたしは塾に行かないで勉強したことが偉いとは思いません。塾に行く勉強スタイルが合う人と、そうでない人がいるというだけの話であり、それは人それぞれだと思っています。わたしが一ついいたいのは、受験をするからといって必ず塾に行かなくてもよいということです。今塾に行っていない人も、先生方を信じてやるべき課題をこなしていけば心配することはないでしょう。自分に合ったスタイルで勉強してください。
【体験記を書いて下さったあなたへ】
学校の勉強を大切にし、最後の最後までよくがんばっていました。部活動との両立も同級生や後輩の手本となっていましたね。