学校ブログ

進路の部屋

やめたくなったときに~受験体験記➅~

2022/08/08

夏休みも残り2週間となりました。高3の皆さんにとっては言うまでもなく大事な夏。がむしゃらに受験勉強に邁進していてほしいです。

でもそんな人ばかりではないというのも現実。

今日は高2の夏まで思い描いていた進路を変更した先輩(一貫選抜コース)の受験体験記です。受験勉強に大きく出遅れた自覚がありつつ、何度も挫折しそうになりながらも頑張り続けられたのはなぜか。悩んでいる人こそ読んでほしい体験記です。

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進学先;大阪公立大学 現代システム科学域 環境社会システム学類(前期)

私は大阪公立大学現代システム科学域環境社会システム学類に合格しました。私は高2の夏頃までずっと看護師を目指していましたが、高2の夏に社会系の学部に行きたいと思うようになり、文転を決意しました。社会科目が苦手だった私は、既に出遅れているのにこのままで間に合うのかと不安になりましたが、良い先生に恵まれ何とか間に合うことができました。受験において1番大切なのはメンタル面だと思います。きっと誰にでも、もう自分は無理だ、受験やめようかなと思う時期が来ると思います。私は高3の夏に、国公立をやめて私大のみにしようと考えていました。その時はまだ社会科目が追いついていなかった上に他の科目の成績も全然伸びず精神的にやられていました。そこで、そのことを先生に話した時勇気づけられてやっぱり頑張ろうと思えることができました。悩んだら先生に相談することはとても大事だと思います。言葉にして悩みを誰かに話すだけで気が楽になります。また、勉強が辛くなったら一旦勉強から離れて好きなことに時間を費やすことも大切だと思います。やる気がなかった時は何もしなかった日もよくありました。スマホやテレビを見ないようにするという勉強方法もありますが、私はその方法をしたら逆に勉強に集中できずストレスが溜まってしまったので好きな時に見ていました。自分に合った受験生活のスタイルを見つけ、あまり自分を追い込みすぎずに、合格したらしたい事や将来なりたい事を想像してやる気を保ち続けることを心がけていました。また、定期試験を手を抜かずにすることも大切です。短い期間で勉強をする定期試験で点を取れないなら、受験はなおさら成功しないと思います。推薦で受験する気がなくても、選択肢の幅を広げるためにも定期試験を本気で取り組むべきです。

受験は辛いと思いますが、頑張ったらいいことばっかり待ってるので、中途半端に終わって後悔しないように最後まで諦めずに頑張ってください!

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「もう自分は無理だ、受験やめようかな」「国公立をやめて私大のみにしよう」

苦しい時、このように思ってしまったことがある人もいるでしょう。本当にそれでいいのか、落ち着いて考え直してみれば自分の本当の気持ちが見えてきます。でも一人で落ち込んでいるときに落ち着いて考えるなんてできない。とすれば、落ち着いて考えられる自分―本来の自分―を取り戻すにはどうしたらいいのか。

この体験記は、苦しい時に「自分が今、苦しいということを誰かに話せたらいいのだ」ということを教えてくれています。

順調な時ばかりではないのが人生。苦しい時、いったん荷物を降ろして自分を取り戻し、ゆるゆるとまた歩き始める。そんな頑張り方が実は一番上手くいくのではないかなと思います。


「理系から文系に変えたい」と聞いた時は本当に驚きましたが、逃げやマイナスの理由ではなかったので、応援したいと思いました。遅れていた社会科目は自ら個別指導を願い出て、毎日頑張っていましたね。並大抵の努力ではなかったと思います。志望校に合格できましたが、あの時話してくれた夢に近づいた実感があるか、今はどんな夢を持っているか、今度聞かせてほしいです。

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