学校ブログ

進路の部屋

自分だけの「本物の志望校」を

2022/12/06

大学入試

期末考査終了後、高校2年生を対象に「志望理由書講演会」を実施しました。


近年増加している「学校推薦型・総合型選抜入試」。この出願に際して必要とされるのが志望理由書です。

志望理由書とは「自分の志望理由が本物であることを伝えるためのものである」ということを中心にお話しました。


「なんとなく」とか「イメージ」とか「思いつき」の志望ではなく、今までの自分の経験に基づいた、「本物の志望校」を持ってもらいたいというのが、私たちの願いです。

そのような志望校なら、苦しい時も頑張り切ることができるということを、多くの生徒たちを見ている私たちはわかるのです。


講演後に書いてもらったアンケートを一部紹介します。

・今日の講演を聞いて、志望校になぜ惹かれているのか、自分が大学で学びたいことは何なのか、まだまだ考え足りないと感じました。志望理由書を書くことで、自分のことも、大学のことも、もっと深く知っていきたいと思いました。

・最初は自分は一般受験で受けるから必要性があまりないかなと思っていたけど、改めてこういう受験方法があると分かって、すごくためになった。自分を見つめなおす点でも頑張ろうと思った。

・志望理由書を書く理由がいままでしっかり理解できていなかったけど、自分が大学に行く上で何が足りていないのか、強みは何なのか、将来どんな生き方をしたいのかを大学に伝える大切なツールなんだと思いました。冬休み期間に自分を見つめ直す機会としてもしっかりと掘り下げてリストアップしていきたいと思います。

・自分の中で迷っていた大学選択の意思がまとまる機会になりました。たくさんの考えがパッと思いついてよくふらふらとしてしまうのですが、その中での変わらない自分の本質や思いが少し見えてきた気がします。推薦を取る取らないではなく、まずは自己分析や自分のためにしっかりと取り組もうと思います。

・実際の先輩が合格した時の志望理由書を例として挙げられていたため、志望理由書の書き方を理解することができました。行きたい学部について調べようとしてもどう調べたら良いのかわからなかったため、調べ方のアドバイスも聞くことができて良かったです。

・大学についてや、憧れていると言うことを書くありきたりな志望理由書から出て、どのようにしたら高く評価される志望理由書を書くことができるか分かり大変参考になった。自己PRでは何か該当するものがあるか、など色々自分に照らし合わせながら講義を聞いて大変有意義だった。

・学科試験のみ受ける予定です。自分を見つめ直す機会は、推薦入試を受ける場に役立つだけでなく、将来への希望をもって勉強ができると思いました。

前向きな感想が多くある一方で…


・志望理由書に書くべきことが自分は何も書けなくて悲しくなりました。今からでも間に合うのか疑問に思いました。

・探究論文で大学の先生の講評をもらったり、留学したり、部活もしてないので大きな経験がなくて急に不安になりました。

・志望理由書はとても難しいと思いました。先輩方のように何か興味を持っていたり、将来のことが何も決まっていなかったので心配だなと思いました。

・自分の経験が少ないような気がして、さらにその経験は行きたい学部が求めているものかが分からず不安です。


不安な気持ち、わかります。でも皆さんにはまだ時間があります。先生に相談する、大学のHPを見る、本を読む、進路指導室に行ってみる、「でんしんろ」を見る… どんなことでもいいから、まずは行動してみましょう。

皆さんが3年生になる前に「本物の志望校はココ!」と胸を張って言えるようになっていることを、心から願っています。

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