進路の部屋
情報整理力がカギ〈受験体験記〉
2025/11/10
京都大学・経済学部(前期)合格
私は京都大学経済学部に特色入試(理系)で合格しました。勉強に関するアドバイスは他の方にお任せして、探究活動と特色入試の二点について書こうと思います。
まず探究活動について。結論として、興味を持った活動にはどんどん参加するべきです。
なぜなら、探究活動を通して、ある分野に興味が出て進路や将来の目標が決まったり、或いは自分の興味のある分野の思わぬ広がりを知る可能性もあるためです。
私は高校一年生の時に参加した経済を学ぶゼミで経済学への興味が深まり、また、二年生で探究論文を発展させる研究をする中で、経済学者になるという進路を志しました。志望している大学がいわゆる難関校であるほど早くから入試対策を意識することになり、時間的余裕がなくなってくるので、探究活動などの課外活動には早いうちに参加しておくことをおすすめします。
次に特色入試について。これは入試全般にも言えることですが情報戦です。
私の志望である京大経済に理系入試や特色入試が存在していることはそれほど知られていません。気になった大学にどんな学部があるのか、どんな入試形式があるのかなどをこまめに調べておくと、後々思わぬ縁があるかもしれません。一般入試についても同様であり、特に国公立前期試験を目指す方は、中期・後期試験や併願する私立大学への意識がおざなりになっていると、共通テスト前後に慌てて調べる羽目になってしまうので注意してください。
また、特色入試の書類作成の際に私が重宝したのが、自分が過去二年間どんな活動をしたかを一カ所にまとめた記録です。参加しているときには当然何があったか覚えていますが、三年生になると案外忘れているものです。私は表彰状や発表資料などの形に残るものはGoogleドライブに保存し、形に残らないものはまとめて活動名をGoogleドキュメントに記録していました。こうしたフォルダを一年生の頃から作っておくと、書類作成がスムーズになりますし、こうした整理スキルは日常生活でも役立つのでおすすめです。これまでの振り返りも兼ねて、記録してみるのはいかがでしょうか。
