進路の部屋
「登校」が生活リズムを整える〈受験体験記〉
2025/11/22
鳥取大学・農学部・生物環境工学科(前期)合格
私は高校3年生の9月頃まで志望校が決まっていませんでした。
農学部に進むことは決めていましたが、農学部は地域ごとの特性が強く、なかなか志望校を絞り込むことができませんでした。そんな中、地理と生物の授業を通じて砂漠の緑地化に興味を持つようになり、乾燥地の研究に取り組んでいる鳥取大学を志望校に決めました。
志望校が決まるまで、モチベーションを保つことは難しかったですが、次の3つの方法で乗り越えることができました。
1つ目は、仲間と刺激し合える関係を築くことです。自分より忙しい部活動に所属している友達が、通学の電車や空き時間に勉強を続けて成績を上げていくのを見て、「自分も頑張らなければ」と強く感じました。一人で勉強するのではなく、適度に刺激し合える仲間と切磋琢磨することが大切だと実感しました。
2つ目は、毎日学校に通い、生活のリズムを一定に保つことです。中高6年間皆勤賞を達成し、生活リズムが整っていたおかげで、勉強も自然と続けやすくなりました。生活リズムを一定に保つことが、モチベーションの維持に繋がったと思います。
3つ目は、勉強場所を変えることです。平日は放課後に塾の自習室を利用し、休日は地元の図書館で勉強していました。地元の友達と会って近況を報告し合っていたことも、モチベーションの維持に重要だったと感じています。
私は私立大学や滑り止め校を受けず、鳥取大学の前期試験一本で挑戦しました。共通テスト直前期に、学校でパックファイブや模試を何度も受けていたため、自然と模試に慣れ、本番の試験でもその時と同じ感覚で臨むことができました。
皆さんも一人で抱え込まずに周りの仲間や先生に頼り、悩んでいるときこそ学校に行って友達と話したり、自分に合ったモチベーションの保ち方を見つけて、本番で100%力を出せるようしてください。応援しています。
