卒業生~母校は母港になる
No.91(51期)心の拠り所
2024/04/26
雲雀丘学園中高等学校51期生の半澤(旧姓:夏秋)愛と申します。現在は小児科医として大学病院で勤務しています。一般的な風邪のこどもを診療したり、予防接種や健診も行っていますが、特に昨今増加傾向の不登校の問題、思春期特有の心の問題、発達の問題などに対応できる小児科医になるため、こどもの心の分野を日々勉強中です。プライベートでは2歳の子どもがおり、育児と仕事の両立でバタバタしながら慌ただしい毎日を送っています。
雲雀丘では本当にたくさんの経験をさせていただきました。在学中にカナダ、オーストラリアへの海外研修にも積極的に参加し諸外国に触れる経験をしていたこともあり、大学時代も6年生次に米国のシアトルこども病院に臨床実習に行くことができました。
部活動はギターマンドリン部に所属し、一つのことを6年間全力で取り組めたこと、音楽を通して感動を誰かと分かち合うこと、誰かに伝える喜びを学びました。
今でも中高時代の友人とは連絡をとったりして、機会こそ減りましたが時々会って話したりすると、「いつでも安心できる心の拠り所」のように感じます。この寄稿文のタイトルにもなっていますが、母校は母港。疲れた時はいつでも母なる港に帰ってきてよい、そこでまた次の出発先を決めたり、悩みながらもこれからの人生の旅を続けたら良いと思えます。そんな友人や恩師に巡り会えた雲雀丘で過ごした中高6年間は私の人生の中でかけがえのないものです。また関西に帰った時には母港に立ち寄ろうと思います。
半澤(夏秋)愛 (2009年卒業、51期)
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