校長通信
外部からの刺激 第68号
2018/10/11
考査の3日目。放課後の図書室や早朝から教室など多くの生徒が学習に取り組んでいます。
左下:津山高校廊下の質問コーナーです。LED照明がついていました。
私立学校では教員の異動が少ないので他校から刺激を受ける機会は大切だと思います。また、私立学校どうしは、同じような課題や問題点を抱えていることもあります。全国の私立学校には建学の精神に基づき、様々な先進的な取り組みを行い、成果を上げている学校がたくさんあります。近年は公立学校にも、その府県の総力を挙げたような素晴らしい取り組み、私学を参考にされたような取り組みを行う学校があります。本校の先生方にも、積極的に関東の進学校や先進校から近隣の公立校まで視察をしていただき、共有し取り組みに生かしています。逆に本校への視察は、本校の教員にとっても学びや気づきがある大切な機会になりますので、行事などの関係もありますが、極力承って交流させていただくようにしています。
9月27日に岡山県立津山中学校高等学校へ兵庫教育大学、福井大学、山口大学の先生方と視察に行く機会を得ました。津山高校は創立124年の伝統校、中学校が4年前に開校され、注目の公立中高一貫校です。とくに、SSHを軸とした6カ年カリキュラム、課題研究、英語の学校設定科目、東京研修やボストン研修など取り組まれ、大学進学実績、地域貢献人材の輩出と成果を上げられています。授業見学もさせていただきましたが、中2数学で私立顔負けの高度な授業が展開されていました。詳しい資料とともに多くのことを学ばせていただきましたので、早速本校の関係の先生に伝達いたしました。これから、東京や広島の私立学校、インターナショナルスクールの公開授業などの参加いたしますので、新しい刺激として本校の実践にいかしていきたいと思います。
いろいろな取り組みやフレーム、システムつくりは他校ともに様々な形で行われています。参考にすべき部分は取り入れますが、逆に言うと大きな差異はないかもしれません。その中で、基本は「情熱」と「授業」だと思います。
11月9日に第2回授業研究大会を予定しております。昨年度は多くの方にご参加いただき、多くのご指導を賜り、勉強することができました。今年度は昨年とは違った授業者が行います。また、本校のCLILアドバイザーの上智大学の池田先生の記念講演も予定しております。CLIL型の授業だけでなく、中学1年から高校2年までの授業を公開いたします。
他校や塾の先生方、その他教育に携わっておられる方々に本校の取り組みを多くの方にご覧いただき、ご意見やご指摘をいただくことで、授業の改善や改革につなげようと考えております。