学校ブログ

校長通信

北風 第108号

2019/02/07

行事

2月6日の高校集会が校庭コンディション不良のため中止になったので、予定していた講話を紹介します。
風が吹く原因は、気圧の差です。気圧差は温度差による場合が多いです。冷たい空気が暖かい空気に向かって流れる。温度差のあるときに風は吹く。今、吹いている日本の北風は、ユーラシア大陸の冷たい空気が、海の暖かい空気に向かって吹いているということになります。私たちの生活でも、温度差が生じると風が吹きます。熱い思いをもって頑張っている人に対して冷めた意見の風が吹きます。その温度差が大きければ大きいほど、強い風が吹きます。新しい挑戦に向かう人に向かって北風が吹き荒れます。大人の世界も同じ。生徒の皆さんの中にも行事やクラブ活動や生徒会活動でそんな経験をしたことがあるのではないでしょうか?
自分自身の心の中でも北風が吹くときがあります。熱いやる気が起き始めたときに、自分の心の中の冷めた心が止めに入ります。「そんなに一生懸命やっても変わらないぞ!」「自分だけいい格好しているとみんなから嫌われるかも・・・」と、ささやき、北風が吹きます。コーチングでは、これを「ウィスパーコーチング」といってこの声を体感するようにセッションします。皆さんにはこの北風を追い風にしてほしいです。熱い想いを持つと必ず冷たい風が吹いてくるというのは、自然の摂理であり、そんな時は「北風が吹いたということは自分が情熱を高めている証拠だ」と歓迎しよう。そして「風に冷やされるものか!」と覚悟を決めよう。
高2の皆さんは「高3の0学期」、高1の皆さんは「高2の0学期」として、今、頑張ろうとか新しい挑戦の熱い想いや気合いが芽生えてきたはず。でも、どこからか北風が吹いてきたかも?熱い想いを自覚することが大事で、北風に吹かれても冷まされず飛ばされないことで自分の軸が固めてください。固まれば気づいたときには強い追い風になっている。北風に負けるな!


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