校長通信
芸術の秋 PTAバスツアー 第70号
2019/10/09
10月8日、第41回PTA・丘友会研修バスツアーが行われ、教頭先生、事務長、学年主任、PTAの担当教員が参加させていただきました。テーマは、「新元号【令和】ゆかりの万葉集を学ぶ」で奈良県立万葉文化館での研修と奈良ホテルでの食事となりました。昨年に続き、少し雨模様。会長曰く「雨男の本領」でしたが、移動にも大きな降りになりませんでした。
バス内、食事中と保護者の皆様のお話は絶えることなく、盛り上がっていました。学年主任を交えて保護者間の交流が進んだのはないでしょうか?お土産購入の売店では、商品が飛ぶように売れどんどんなくなり、ホテル側に事前にお伝えしておいたほうがよかったですねと委員の方が話されていました。
丘友会はPTAの同窓会組織で昨年の卒業生の保護者の方がご参加いただき、卒業生の近況や雲雀での思い出をお話しになりました。卒業してからも保護者が食事会などで交流されているようです。
久しぶりの奈良でしたが、京都とはまた違い、趣きがありました。奈良時代は、ガラスなど新しい技術が伝わり、遣唐使、留学生など外国との交流が進んだ時代でした。文化的交流が盛んで、国際的都市でした。一方、重い税に苦しむ人々の姿もあったようです。今のICT、AIの新しい技術・テクノロジー、グローバル化、増税・格差社会と現代と似ているなぁとひたっておりました。
その中で、人々は「うた」をうたいました。祭りや市場で行われる歌垣で老若男女歌をかけ合ったようで、時には歌で恋人や結婚相手を探すこともあったようです。日本最古の歌集・万葉集には全国各地で詠まれた約4500首が収めれています。唐様から大和様へ、独自の文化が生み出されるスタート地点だったことでしょう。現代の私たちも、「芸術の秋」こそ芸術に触れ、感性を高めていきたいものです。