校長通信
CLARITY FUEL CELL 第110号
2020/01/30
カリキュラム
「こんな本読んだ」で紹介するほどではありませんが、地理教員必携必読の地図帳を紹介します。私は授業に行かなくなり必携というわけではありませんが、深読みという本を見つけ買ってしまいました。(ここの出版社の回し者ではありません)
地図帳は「世界の入門書」であり、世界はあまりに広く、人はその大半を知らずに一生を終えるのだが、地図帳があれば、少なくとも知らない場所へ空想旅行することはできるであろう。
筆者はこう述べており、私も同感です。地図帳は検定教科書として皆さんの手元にありますから、今であれば、「ウーハン・武漢」「エルサレム」などニュースの地名を是非開いて想いをはせてほしいと思います。
本田技研の方に来校していただき、中学生の探究プロジェクト「次世代の水素エネルギーの活用」 を行いました。地球環境問題として化石燃料からのエネルギー転換・脱炭素化が進められています。実験や模型を使って水素エネルギーの活用を学びました。また、燃料電池車CLARITY FUEL CELLを東京より運んでいただき、実際に見せていただきました。車を前にして生徒たちの目の輝きが印象的でした。私自身も、燃費?や経済効率、排出される水、事故の爆発危険性など次々に疑問がわき、質問させていただきました。生徒たちの探究心も、「専門家からの本物に触れる学び」、今ここから始まるのだと思います。
本田技研の方にお話を伺いますと、企業では大学ブランドや偏差値よりも人間力やチャレンジ精神が重視されるとのことでした。子どもたちにもそこを磨いてほしいと話されていました。出身大学を知らずにお互い働いていることや中途採用や転職も増加し、優秀な人材の流動化が世界を舞台に起きているそうです。