校長通信
卒業生 第10号
2020/04/27
4月26日予定の学園同窓会「告天子の会」総会、懇親会も中止になりました。卒業生の話題を2つ。
上海に赴任している卒業生から、学校にマスクが送られてきました。
事前に学校問合せメールに以下の連絡がありました。
本日中井校長先生宛にマスクを少量送ったのですが、ヤフーニュースで「マスクの送り付け商法」なるものが横行しているとの記事をみました。詐欺と思われ受け取っていただけないと悲しいのでどうかお受け取りください。費用請求もしません寄付です。寄付と呼べるほどの枚数でないので恐縮ですが...たぶん今週末か来週に届くと思いますのでよろしくお願いします。
国際郵便で届きました。手紙が添えられていました。発送制限ギリギリの枚数だそうです。この方は33期生男子バレー部。私が初めての担任で3年間でした。卒業後、1,2度しか会ってませんでした。中国でもご家族と不安な日々を過ごされている中、母校を想い、応援いただいている気持ちが大変ありがたかったです。
4月25日がJR脱線事故から15年でした。被害者で卒業生の特集番組を拝見しました。全身14カ所の骨折、重度のうつ病とPTSD。身体だけでなく心にも大きな傷を負い、心と体、両方の傷と闘い続けて十数年。 結婚して子供も生まれ、状態も少しずつ良くなってきた頃に、JRの社員研修講師として経験をお話しになった様子が紹介されました。
私自身が彼女と連絡を取っているわけではありませんが、画面の中の生き様、語り口を見て、中高校時代の頑張り屋の彼女が投影され、熱くなりました。
卒業生のみなさんもそれぞれの場所で難局を乗り越え、頑張ってください。震災の時もそうでした。今は来校できず会えませんが、皆で支え合い、頑張って行きましょう。親しい先生に連絡をください。キーワードは「母校が母港になる」です。
オンライン面談の様子を見に行きました。教室から楽しげな声が聞こえます。健康、学習、おうちでの様子、自己紹介、今年頑張りたいこと、困っていることなどをシートに基づき面談され、先生も上手に話されています。画面もクリアで動き・表情も自然でした。後ろに映ってしまった私にもあいさつをしてくれ、とてもうれしい気持ちになりました。学年ごと、ご家庭ごとにICT環境が違いますので、すべてDIGITAL対応というわけに行きません。私たちも可能性を探り活用していきたいと思います。ご協力のほどよろしくお願いします。