校長通信
シャリンバイ 進路説明会 第17号
2020/05/18
校庭に向かうメタセコイア下で満開の「シャリンバイ」です。よく見ると車輪のような5枚の花びらで香しいです。秋の実も楽しみに観察してみます。
5月16日第1回高3進路説明会でお話ししました。例年は講堂ですが、今年はオンラインです。私のあと教科別に担当者より「進路実現に向けての学習方法」を話してもらいました。5月23日第2回は進路部長より「大学入試の基礎知識とスケジュール」をお話しする予定です。
63期生には新入試対応の準備を進めてきました。いよいよ今年度は高3年度ということもあり、進路部長には昨年高3の62期生学年主任であった高橋主幹教諭が進路部長になりました。進路部には昨年高3担任からも新メンバーとして加わり、学年と協力しながら昨年度以上のサポートができるように進めます。
以下、私がお話しした内容の要旨です。
みなさんに贈る言葉を書いてみました。歴史書『後漢書』にある言葉で「有志者事竟成」「志ある者、事(こと)竟(つい)に成る」と読みます。ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑京都大学特別教授を支えつづけた座右の銘として有名になりました。本庶先生は「志をしっかりしていればいつかは実現できる」と解説し、色紙に書いてノーベル博物館に寄贈しています。
大学入試においては、この志が、正しい熱意、誠実な熱意、素直な熱意として、自分の体の中に持っているか、持ち続けられるかです。これが努力の源です。ここで差がつきます。うまく行かなかった人は、この熱意の火が、弱いか間違っているかです。今までの卒業生は、志望校への想いをもち、友人たちからも刺激され、先生や家族に助けられ、励まされ、素直な熱意を正しく持ち続け、誠実に努力してきました。
今、みなさんにはいろんな不安があるでしょう。これから先も不安になったら、自分の心に手を当て、志・熱意の火を意識してみよう。私たちは今までの先輩たち以上に、みなさん63期生を応援していきます。約束します。ともにかんばろう!