校長通信
ヤマモモ 第24号
2020/06/08
正門横のヤマモモです。高知県の県の花、徳島県の県の木。花言葉は「教訓」「ただひとりを愛する」。花や実を見ないと。
分散登校が続いています。元気な声が聞こえるとほっとします。生徒たち、特に新入生に話しかけるといろいろなことを教えてくれます。
「会話」「読書」「学習」「ゲーム」…いろいろなことが1台でできるスマホやネットは、とても便利ではあり、休校中のオンライン授業でも力を発揮しました。一方、その使い方は大丈夫でしょうか?実際、心や体をこわしてしまったり、未来を台無しにしてしまうようなこともあります。報道からの情報では、番組の出演者が自らの命を絶った原因はSNS上の誹謗中傷といわれています。本当に痛ましくご冥福を祈りするばかりです。
先日、以下の内容の文書を生徒部より配布しました。
情報機器による犯罪、いじめ、トラブルが多発している状況を鑑み、本校では間違った利用をした場合は、生徒指導処置の対象とし、懲戒処分や教育的指導などを行います。
一度発信してしまった情報は取り返しがつきません。「こんなことになるなんて思わなかった」「ノリでしてしまった」「悪気はなかった」と後悔するのではなく、トラブルが起こる前に、安易に発信してよい情報か、人を傷つける可能性はないか、自分に危険が及ばないか、一歩立ち止まって考える習慣をつけましょう。保護者の皆様には、更なるご理解、ご協力をお願いします。万一、トラブルに巻き込まれてしまった場合は、一人で悩まず、すぐに家族や学校に相談しましょう。
以下の文部科学省HPの内容の抜粋です。よく読んで考えてください。
1.利用時間、長すぎないか?
睡眠不足は身体に悪影響を及ぼします。時間を決めて使用してください。
2.その写真・動画、送って大丈夫?
ネット上の画像は誰でもコピーできるため、投稿・送信した本人が削除しても、完全に消し去ることは難しくなっています(永遠に消えないことから“デジタルタトゥー”とも呼ばれています)。「信頼しているから大丈夫」と画像を安易に投稿・送信することは禁物。トラブルになることもあるので、本当に大丈夫な画像や送り先か、“ちょっと待って”じっくり考えましょう。
3.スマホやネットでのやりとりがこんなことに…。
他人や自分を傷つけてしまうリスク
・ちょっとした悪ふざけから出た言葉が友達を傷つけてしまうかも…・SNSに投稿した写真等や書き込み等が残っていたせいで就職活動がうまくいかず…
4.自分で投稿した文章や写真が将来の自分を傷つけてしまうかもしれない。
中学高校時代の行動が、自分の将来にどんな影響を与える可能性があるか、じっくり考えてみよう!
5.ネットを通じた性被害が急増(過去最多)
男女を問わずにです。こうした犯罪の被害の多くがスマートフォンによるもので、被害者の約9割が中高生です。一度ネット上に拡散した情報は、完全に削除することは困難です。見知らぬ人に安易に会わない、情報を送らないなど「ネット上での出会いには細心の注意を払う」ことを徹底してください。
このようなトラブルや犯罪被害に遭ってしまったら、被害を拡大させないために、恥ずかしがらずにすぐに保護者や先生、警察に相談してください。